第2話

日常
587
2022/11/28 22:40
とある音楽スタジオ、朝
(なまえ)
あなた
う〜…..眠いな….
とりあえずあとはビートも作ったし歌詞入れるだけか….

重い目を開けながら、俺の「人生」ともいえる大切なデータが入ったパソコンに向かう。
カタカタ….パチッ
録音開始。ここからは全神経を集中させる。
(なまえ)
あなた
Yeah…… 
(なまえ)
あなた
Ayy
Thirty-three years, I gave that to the game
32年間、俺はこのラップ界で”それ”にあげてきた


Thirty-three mil', I'll save that for the rain
3300万さ 俺はそれを雨のために守るぜ


Five hundred weeks, I'll fill the charts with my
pain
55週間、俺は音楽チャートを心の痛みと共に総なめにしたんだ

Five hundred mil' and I'll fall back in the 6ix
5500万だよ、自分のアジトへ戻るんだ

Finally give you f**ker the space you need to
exist
俺は君にやっと宇宙をあげれるんだ君には「出口」が必要だろ?

Michael Jackson shit, but the palace is not for kids…
マイケルジャクソンみたいなもんだ、でもパレス(服のブランド)は子供のためじゃない



….なかなか良いのが取れたな。
たった今取れたラップを先ほど作ったビートに落とし込む。
この瞬間、全神経が疼くような気がする。こうやって新しい曲が出来ていくんだと思うとほんとに感慨深いものがある。
(なまえ)
あなた
クリップして、あとは…..よし。
こうしてまたひとつ曲が完成していく。

ここで俺の自己紹介。

俺の名前はあなた。まだ高校生の18歳で、ラップをしてる
一応曲を出したらほとんどの音楽チャートは一位にできる。中学の時に出したひとつの曲が大ヒットして、今はこうやって学校に行きながら音楽活動をしている。




音楽を始めたきっかけは、ヒップホップが生まれたアメリカに住んでいたから。




元々友人がラップをやっていて、「真似してみたい」が理由で始めてみただけだったけど、こんなに伸びるとか自分で曲を作って出すなんてこともしないと思ってた。
まず自分がここまでラップできるとは思ってなかったから正直びっくりしてる。
もちろんこれからも続けていくつもりだし、いつかラップを教えられるような講座とか学校とかを作りたいななんて思ってる。




次の話へ……

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