山奥
車の中
甲高いブレーキ音が鳴り響く
人がとんで、どうなった?
目が、閉じる
誰だ…
あぁ、無理だ…
父さん、母さん、光……
…分からない
…なりたい、でも、守る人はもう…
身体中に繋がれた管を引きちぎる勢いで飛び起きる
皮下が手を差し伸べる、
…今の俺は補助がないと歩けないということだろう
少し迷ったが、その手を掴む
眼前に広がる光景には三人分の遺体が。
そう、俺の、俺以外の家族の遺体が冷たい金属の板に置かれていた。
支えられていた皮下の腕から体を離し遺体に近寄る
太陽の体はその場で崩れ落ちる
膝は震え、手は顔を覆う。
やがて拭えきれぬ大粒の涙は手をつたい、腕をつたい、床へと落ちてゆく
しっかりと、皮下の顔を見据え、答える
仲間を、紹介するよ














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。