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第7話

4 次の異変
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2023/06/26 06:59
その夜、僕たちに思いもよらないことが起きる。
勝海舟
……?なんだ……?
中浜万次郎
どうしたんですか?
勝海舟
なんか雲行きが怪しくなってきてな……
福沢諭吉
風も強くなってきたね……
僕たちはなんとも言えない不安に襲われた。
中浜万次郎
これ……帆を畳んだ方がいいんじゃ……
こうは言ったものの、艦長は聞く耳を持たない。
勝海舟
これくらいどうってことねーよ!
中浜万次郎
…………………
福沢諭吉
…………………
正直不安しかなかった。
こっちはとても心配なのに……。
(ポツン……)
中浜万次郎
ん……雨……?
しばらくして、突然雨が降ってきた。
福沢諭吉
だよね……これ…大丈夫かな……
これには僕たち含め、警戒したほうがいいのでは?
と思った。
しかし、艦長にはそんなのは通用しない。
勝海舟
これくらいの雨だ。
余裕だろ!
中浜万次郎
えぇ……………
この人は話を聞いてくれないのかと思った。

すると次の瞬間___。


中浜万次郎
っ………………!?
急に呼吸が困難になる。
中浜万次郎
あ”っ………………ぁぁ………
中浜万次郎
    
勝海舟
おい万次郎どうした!?
福沢諭吉
万次郎くん!?
勝海舟
こいつ………だいぶうなされてやがる……
福沢諭吉
そうですね………
勝海舟
でも……なんか変な感じがする気が………
福沢諭吉
はい……、よいしょっ…と……〔万次郎を抱える〕
自分もそんな気がします……
体調不良だったらわざわざ無理して
来ませんよね………
勝海舟
ああ……まるで……































勝海舟
怪奇現象みたいだな………

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