夕方。
玄関のドアが開く音がした。
いつもなら
ってげんきよく帰ってくる碧。
でも今日は違った。
声が小さい。
靴を脱ぐ動きもゆっくりで、バッグを置くとそのままリビングへ来た。
碧は少しだけ笑おうとしたけど、うまく笑えなかった。
私は何も聞かずに、そっと碧の前に立つ。
その一言だけだった。
すると碧は安心したような顔になって、私の肩へ埋める。
思わず笑ってしまう。
私は碧の背中をゆっくりさすった。
しばらく2人とも何も話さない。
静かな部屋に聞こえるのはおけいの音だけ。
少ししてから、碧がポツリと話し始めた。
私は何も励まそうとしなかった。
ただ、最後まで話を聞く。
碧は全部話し終えると、小さく息を吐いた。
碧が顔を上げる。
その言葉に、碧の目が少しだけ潤んだ気がした。
思わず胸がギュッとなる。
私は碧の頭を優しく撫でた。
その瞬間。
ぎゅうううっと、今までで1番強く抱きしめられた。
2人で笑い合う。
ソファに並んで座ると、碧は当たり前のように私の方へもたれかかった。
映画が始まって20分。
画面では盛り上がっているのにーー
私はクスッと笑って、前髪をそっと整える。
寝顔が本当に子犬みたい。
安心し切った表情で、小さく私の服を摘んでいる。
すると眠ったまま、小さく口が動いた。
思わず笑ってしまう。
その返事に安心し切ったように、碧は少しだけ笑った。
練習でどんなに疲れて帰ってきても。
嬉しい日も、悔しい日も。
と帰ってくる場所は、いつだってここ。
そして私は、何度でも
と笑って迎える。
そんな毎日が、2人にとって1番幸せな日常だった。
f in
どうでしたでしょうか?!?!?
初めて書いたので上手く書けてるのかわかりません!!
よかったら感想とか書いて欲しいです!
リクエストもお願いします!!🙏














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。