白雪side
一昨日電話があった
もちろん元カレで呼び出し
集合場所はなんと
ピンポーン
元カレの家です
嫌な予感しかしない
一様…ボタン一つでメッセージ遅れるボタン持っとく…
いきなり声のトーンが低くなった
怖い…帰りたい
なんで?
そんなことする子じゃなかったと思うんだけど…
確かにハグ以上はしなかったよ、
問答無用で断る
震える声で答える
手…?拘束されるってこと…?
そうだったら絶対出したくないんだけど…
無防備なほう…?
どこ…手は絶対に出さないし…
気づいた時には時すでに遅し
縛られていた
好きでもない人とキスとかむり
阿部ちゃんがいい…
ファーストキスは好きな人
私はできる限り抵抗した
すると諦めたのか口にガムテープを貼られた
元カレが何か言っている
抵抗している間に手を縛られた
もう逃げれない
幸い持っていたボタンはバレていないっぽい
時間がわかれば皆が仕事終わる頃に送ろ
運ばれたのは少し薄汚い部屋
多分元カレの部屋から見えるんだろね、
逃げれないってことだね、
後2.3時間で人は来るよ
私はそれまで耐える
文句じゃない、
息が苦しい
一度外してほしい
そう言って口のガムテープを取ってくれた
叫ぶとかそんな思考はない
誰もこないってわかってる
時間は現在15時
今日はみんな早上がり
後30分くらいでみんなの仕事が終わる
殺される…、
皆にちょっと早いけど連絡しないと…
私はボタンを押した
皆が来る前に落ち着かせないと
そう言って出ていった
ちゃんと手足も縛られ、口もふさがれた
こういうところはしっかりしている
他のところに頭使ってほしい
あれから30分、
皆がメールを見た頃だろう
こっちに向かってるのかはわからない
元カレが準備を終わらせ帰ってきた
もう私はおわる
好きな人に気持ちを伝えられずにおわる
首に手をかけられた
スーパーと同じ状況になった
もう逃げれないね、
元カレは不気味な笑顔を浮かべた
一緒になんかなりたくない
一緒になるなら好きな人がいい
もうだめだ、意識が遠のいていく
と思った瞬間
ピンポーン
誰か来た
誰だろ
聞き慣れた声
元カレと口喧嘩をする声
何人かの声が聞こえる
そうです、SnowManのみんなです
メール見てくれたんでしょう、
阿部ちゃんがすぐさま私のところに駆けつけてくれた
その瞬間安心したのか
体の力が抜け、横になった
元カレが誰だって聞いた
そしたらひーくんが
〝護衛隊〟だって、
そーなんだ
みんなが元カレと話してる間に
康二くんが通報してくれた
珍しくめめがまともなことを言ってる…
めめも偶にだけど頼りになるもんね
てか、早くこれ取ってほしい
自分で取れない、から
怖くはないって言ったら嘘になる
けど、2回目そんな怖がることはない
って自分で言い聞かせた
阿部ちゃんが気づいてくれて縄を外してくれた
その間、ひーくんは元カレを睨んでいた
数分後警察の方が到着
元カレは連れて行かれた
立てるわけない
怖かったもん、腰抜けたよ…
ダサいけどさ…
舘様が抱っこしてくれた
まぁ、私がお願いしたんだけどね
阿部ちゃんの顔が
〝ムスッ〟って感じで不機嫌そうだったけど
どうしたんだろ
阿部side
今日はそれスノの収録日
スケジュール見た感じ早上がりっぽい
皆で収録に行きました
収録が予定通り終わりました、
珍しい
※主は知りません不運なこと…不吉なこと…
俺は一昨日スーパーで合ったことを思い出した
みーは今日出かける、
まぁ、散歩に行くらしい
でも、まだ家に帰っていない、
GPSを見ればすぐに分かる
俺たちが収録していたのは3時間、
みーが3時間も散歩しているとは考えにくい
じゃあなんだ?
みーはどこにいる
俺ら宛に届いたみーからのLINE
〝珍しいことがあったら、不吉なことが起こる〟
照の言葉が頭を駆け巡る
俺は嫌な予感がした
すぐにLINEをみたいわふか
2人同時に黙った
何があったのだろう、
続くように他のメンバーもLINEをみていった
だけど、みんな黙っている
俺は怖くて見れなかった、
みーの身に何か合ったんじゃないか
と言う考えが飛び交う
みんな見事な焦りっぷり、
何かあったんだね、
怖くて俺は文面を見ることすらできないけど
うっすらと状況は理解できるよ
ピンポーン
少しガラの悪い男が出てきた
俺には一目でわかった、
みーの元カレだ
みーのことが気がかりで
元カレは照と翔太に任せて部屋の奥へ行った
少し進むと薄汚い部屋の隅にいるみーを発見
首元には手跡がしっかり残っていた
心配で心配で仕方がなかった
俺が近づくまでは動かなかったみーが突然倒れた
でも、みーは息をしている、
ちゃんと生きている
多少の咳は仕方が無いが
護衛隊…笑
まぁ、間違ってはない、
俺はその認識だからね、
口々にメンバーが『返せ』という
珍しく翔太も言っていた
はい、任せられました
もう元カレのもとには行かせません
ふっかたちとあいつが話してる間に
康二が通報してくれた
なんで通報されたか分かってないみたい
殺人未遂も犯罪だしね
みーの声は少し震えていた
やっぱり怖いんでしょう
2回目だけど恐怖は感じるみたい
当たり前か、
首絞められてるもんね
みーの縄を解いてないことに気づいた俺と舘様
舘様が真っ先に解いてくれた
俺が行きたかったな…
帰る、帰るよ、みー
でも、みーが一向に動こうとしない
帰りたくないの?
動けないの?
動けないが正解っぽい
みーは舘様に抱っこをせがんだ
なんで舘様なの…俺でよくない…?
舘様…離して
俺はこの世のものとは思えない何かに襲われた
嫉妬…なのかはわからないけど、
強烈的な暴力感が来た
触ってみろ…
俺が殺す…











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。