少し昔の話をしよう。
これはまだ私が高等部に入る前の話だ。
私は幼い頃に両親を亡くした。
私には両親の記憶が全くない。
なんの縁だか、物心ついた時には
カントリーヒューマンズと同居していた。
私はカントリーヒューマンズと
毎日を楽しく過ごしていた。
この幸せな日々がこれからも
一生続いていくと思ってた。
だがそう簡単にはいかなかった。
中3春
毎日が輝いていた。
みんなで笑い合ってこれ以上の幸せはないと思ってた。
みんなを本当の家族だと思ってた。
でも地獄の始まりは突然やってきた。
みんなは突然私に冷たくなった。
私も含め、みんなからは笑顔が消えた。
天と地がひっくり返ったようだった。
それから私たちは一切言葉を交わさなくなった。
絶縁状態だ。
そのまま時は流れ高等部に入学してしまった。
それでも私は避け続けた。
いじめが始まっても
私は逃げることなく向き合ってきた。
誰にも助けを求めずに。
戻りたい。
今まで何度そう願ってきたか。
でも嫌われてるなら無理だ。
そう言って諦めてきた。
戻りたいと彼らは言ってくれたけど
私はもう誰も信じられない。
あの頃にはもう戻れない。
あの頃の輝いてた私は…
もういない。
それから日は経ち、
彼らに与えた猶予の最終日となった。
今日までも彼らは毎日守ってくれた。
でも信じられるわけがない。
最初から分かりきっていた。
彼らを信じられる日はもう来ないと。
だから猶予をあげた。
今日で私は人生に幕を閉じる。
ドカッ
ドカッ ドカッ ボゴォッ
痛い。
苦しい。
辛い。
助けて。。。
ドカッッッッ
彼らなら…きっと…来てくれる…
痛い…お願い…助けて…
私は願ってしまった。
彼らが来ることを。
手当て後











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。