やっとの事で着いた。
うわ、寒ッ……!!
こいつらよくこんな所を
拠点にしようと思ったよな。
派手にイカれてやがる。
ズルズルと鼻水を啜って歩き出した。
くぅ〜、寒すぎんだろ!!
こんな服で来る場所じゃねぇ!!
シャンクスが羽織っていたマントを
手に取りすぐ様羽織る、
急に気が利くことすんじゃねぇか!!
寒いし、これ羽織っとこ!!
ズンズンと
奥へと進んで行った。
中に入っていくが
全く宝箱がないのだ。
おいおい、こりゃあ可笑しくねぇーか?
話が違うぞ!!
ん?
この感じ、
コイツ…まさかとは思ったが…!!
きぃー!!
ムカつく野郎だ!!飛んだ嘘つき野郎だ!!
あーもうムカムカしてくる!!!!
こんっのスットコドッコイ!!
こんな所、すぐ様逃げてやる……!!
逃げて……にげ…………
クソ!!ハデにやられたぜ。
ここから他の島まで行くにゃ船が必要だ。
たが、どうだ?
ここにある船はコイツらの船しかねぇ。
もういい!!
シャンクスなんて知るかってんだ!!
フンっとそっぽを向いて
腕を組む。
どーせアレだろう。
コイツ、私様を
こき使おうとここまで連れてきたんだろう!!
誰が労働してやるかってんだ!!
よし…決めた!!
こんなアホンダラは置いて
アイツんところに怒鳴りこもう!!
後ろにいたシャンクスの部下……
つまり赤髪海賊団団員の方に目を向けた。
お目当ての野郎とパチリと目線があった。
あ、あんのスットコドッコイ!!
今目背けやがったぞ!
ムカムカするぜ!!
ズカズカとそいつの方に向かった。
手をヒラヒラさせながら
私を見つめてきた。
私様に押し付けんじゃねぇ!!
この最低野郎がぁ!!
どうしたらいいんだコンチクショー!!
お兄ぃ助けてぇえ(泣
▷逃げられない恐怖!!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。