千早「 あいつさ、小学校から一緒でさ、
あいつの恋心を理解出来ないほど
俺だってバカじゃない。 」
そう話し始めた瞬平。
小学校から同じとか聞いてないよ……?
千早「 小学校の卒業式。俺は
あいつから告られて、俺は断った。
そっからなんだ。あんな感じになったの 」
あなた『 ……そうなんだ。 』
千早「 俺が告白を蹴った
理由はわかる……よね? 」
あなた『 野球、だよね? 』
あたしの言葉に頷く瞬平。
その言葉を聞いて安堵するあたしがいた。
千早「 俺はやめろって言ったんだけどさ、
あなたが結果的に傷つくことになった。
ごめん。俺のせいだ。 」
あなた『 ……つまり、咲良は、
瞬平の隣にふさわしいと
思ってるんだよね。
それであたしの瞬平を
取らないでってことだよね 』
千早「 おそらく。 」
あたしの頭から思い浮かんだ言葉は
たった一つだけ。
あなた『 飛んだ悲劇のヒロインだね 』














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!