今年の春、俺は高校3年生になった。
それと同時に
父さんが"死んだ"
死因は、刺殺
会社の人に恨まれていたのだろう
まぁ.....あんな父親死んで当然だ
俺のことを道具としか思っていないサイテーな父親
俺のことを叩いたり、怒鳴ったり....思い出すだけでも嫌気がする
それだけならまだ耐えれた
中3の終わりから俺は父さんの性処理にされた
気持ち良くもない行為に無理やりヤらされ終わった後毎回トイレで嘔吐した
死んだ今、俺は普通な家庭がまっているとおもってた
なのに......
父さんが死んでから、母さんがおかしくなった
前までは俺のことなんか眼中になく、家にいても話すことがあるかないか
そんな母さんが俺に執着するようになった
父親が死んでつくづく思う、
あんな父親がいなかったら
俺はもっと普通の家庭に生まれてて
愛をたくさんそそいでもらって
そんな人生をおくれてたら
俺はもっと愛されてたんじゃないかって......
俺は本当の"アイ"を知りたい
学校について、クラス表をみる
クラスの人を一通りみたら、同じクラスになりたくない奴の名前が書いてあった
渋々、自分の教室のドアを開ける
その瞬間
全身が寒気に襲われ固まってしまった
何も変わらない日常
今年こそは、幸せになれると思ったのにな.....笑
水をかけられ、びしょ濡れになった服を絞る
田中翔太はこの三人の中で一番権力がある
俺を最初にいじめてきたのもこいつからだ
あとの2人は取り巻きみたいなもん
いつも一緒に行動してる
目をつけられた理由は俺の顔が気に食わなかったらしい
.....そんなの俺だってこんな顔に生まれたくなかった
父さんに似た中性的な顔
この顔のせいでたまに女子に見間違われる
田中翔太もそのうちの1人
おれのことを女だと思ってたらしい
それを勝手に勘違いして、俺の態度が気に食わなかったのかその日からいじめてくるようになった
はやくどこか遠くに行きたい
あいつらのいない静かなところに
........まぁそんなことできないけどね...
〜家〜
何が俺に幸せになって欲しいだ、
そんなこと1ミリも思っていないくせに
自分が幸せで愛してもらえるなら誰でも良いんかよ
あぁ....うんざりする
本音も言えない俺も自己中な母も
急いで自分の部屋に上がる
あの女の顔を見なくて済むように
ドアを乱暴に閉め自分のベットにダイブする
母さんの話で頭がいっぱいいっぱいだ
新しい父さんと子供が来る.....
そんなの耐えられない
ただでさえ今の生活で精一杯なのに....
....ただ一つ思うことがあった
お父さんや子供がくれば普通の生活が送れるんじゃないかって
母さんも優しい性格に戻るんじゃないかって
少し期待してしまう自分がいる
.....それに
....本当の"アイ"を知れるんじゃないかって












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!