案の定莉犬様は何が起きているのかわからないようで、
頭にはてなを浮かべている。
正直私も分からないから、助け舟を出せない。
それをもどかしく思いながら、頑張って理解しようとする。
すると
と莉犬様が言う。
やらかしたああああって心の中で叫びながら、他のめんばー?
を見ると
やっぱりきょとんとして莉犬様を見つめている。
後悔していると
と声がかかってきて、内心さとみ様に感謝しながら
と焦って言う。
さすがに通じたらしく、
と言ってくださったのでとりあえず乗り切れたぁと安心した。
一瞬ここから逃げる方が先かと思ったものの、
これから先全部逃げることは無理だし、
行ったことにしておこう…
そう思った。
と同時にこの先大丈夫かな、とも思った。
なんとか会議を乗り切り、達成感に浸りながら
来た道を辿って家(?)に帰る。
俯きながらでもぉと呟く莉犬様は、やっぱり莉犬様で、
どこにいても、私の主の莉犬様で、
でもこの世界の莉犬様も同じかもしれなくて、
自分にとって唯一無二の莉犬様が
何人も居るかもしれない、
というか少なくとも2人はいるのだ
そう思えてしまった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!