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第1話

プロローグ
32
2024/05/03 10:56
電車の始発

時刻は約5:45

腕でカチ、カチと囁く時計

まだ暗い藍色の空

薄く聞こえる鼻唄

ガラガラの電車の片隅で

微かに黄色の髪を揺らし、目を瞑る



____そんな君に、恋をした。











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莉犬
うわぁぁぁあっ!!
遅刻だ。

…それも入学初日に

トッ、トッ、トッ、と音を立てながら
買ったばかりのローファーを鳴らして
駅の階段を駆け上る


とはいっても
時刻はまだ5:40
当たり前だが到底遅刻の時間ではない

なんなら早すぎるくらいである


はぁ、と浅い呼吸を整えると同時に電車がやってくる


間も無く、3番線に電車が参ります

赤く点滅する表示

まだ淡い黒の宵闇に浮かぶ電車

最寄り駅から学校までの

たった二駅間の距離

ほぼ誰も居ない静かな始発に
莉犬
やった、!
スクールバックを膝に置き軽く目を瞑る









黄色の君が居た


















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登場人物紹介




莉犬  

私立すとぷり学園のピカピカの新一年生
最近ローファーとスクールバックを買ってもらったりした
生徒会長るぅとに憧れて学園に入学した
るぅとに会うために毎日早起きして始発に乗る
るぅと

私立すとぷり学園の三年生
生徒会の仕事や勉強を学校でしたいので始発で学校に来ている
実は始発はさすがに眠いと思っている
二年連続生徒会長という偉業(?)を成し遂げた
ころん

私立すとぷり学園の二年生
実は学園に憧れている人がいるらしい
生徒会の庶務
つまりは雑用
さとみ

私立すとぷり学園の三年生
生徒会の広報
なのにすぐ着崩す
授業サボるときはだいたい屋上にいる
ジェル

私立すとぷり学園の二年生
何故か関西から東京に引っ越して入学した
関西弁のおちゃらけ要員
生徒会で書記と会計を兼任している
ななもり

私立すとぷり学園の三年生
個性の強い生徒会メンバーをまとめる常識人
副生徒会長










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閲覧ありがとうございます
作者の飴です。
この物語はバッドエンド、黄赤、桃青要素がございます。
苦手な方はお引き返し下さい。

もし良ければ次話の閲覧、♡、☆、コメント、宜しくお願い致します。

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