第2話

壱 。
146
2023/04/03 16:41
しのぶ
……ふぅ
蜜璃
こんにちはっ、しのぶちゃん!
しのぶ
…あら、甘露寺さん。どうしました?
蜜璃
あのね、!
ちょっとしのぶちゃんとお話したくて…!
しのぶ
そうでしたか。大歓迎ですよ、
蜜璃
ほんと?ありがとう!
──────────
義勇
……………
杏寿郎
富岡!!
義勇
…………
杏寿郎
君は何をしているんだ?
む、腹を空かしているのか?
よし、何か食ベに行こう!!
義勇
…………
どっかーーーーーーーーーん!!!
義勇
!?
杏寿郎
何事だ!?
───────
パラパラ …
千秋
い ゛ッ た ゛!!!!
奏汰
あ 、ごめんなさいね 、ちあき?
鉄虎
守沢先輩~?大丈夫ッスか?
ほかっとけば治るでしょ…
あはは…随分な放置でござるな、翠くん…
御館様
!!君は…!
奏汰
…あ
御館様
君、もしかして、深海家の方かな?
奏汰
…そうですけど
しのぶ
何事ですか!?
蜜璃
御館様っ、大丈夫ですか!?
杏寿郎
…おっと、胡蝶と甘露寺に先を越されてしまった!!
義勇
……………
御館様
ああ、驚かせてしまってすまないね、
しのぶに蜜璃に杏寿郎、それに義勇。
私は大丈夫だから、安心して。
杏寿郎
なら良かったです!!
義勇
…とにかく
義勇
…その者は
御館様
ああ、この子達はね…
────────
しのぶ
…『五色術』の、使い手?
蜜璃
こ、この子達が…?
杏寿郎
この子供達がですか…?!
義勇
…………そうですか
御館様
ああ。きっとこの子が
あか』の呼吸の使い手___
守沢家の子孫。
御館様
そしてこの子…
あお』の呼吸の使い手、
私の友人『かみさま』、深海家の子孫
御館様
この子はきっと
くろ』の呼吸の使い手、
南雲家の子孫
御館様
この子は…
みどり』の呼吸の使い手、
高峯家の子孫
御館様
そして最後に…この子が、
』の呼吸の使い手、
仙石家の子孫だよ
奏汰
……すみません。
『れんらく』をもうしあげても?
御館様
構わないよ
奏汰
…ぼくたち『ごしきじゅつ』のつかいては、あなたたち『きさつたい』を『ごえい』するためにやってきました
奏汰
そのため。ぼくたちは『きさつたい』に『にゅうたい』します
奏汰
そして、ぼくたちが『みらい』からやってきたことを__
だれにも、もうしあげないでください
奏汰
…そこのかたがたもですよ
「ッ!」
しのぶ
(…なんなんでしょう、この威圧感は…)
蜜璃
(『かみさま』…
つまり、すごくお偉い方なのね…)
義勇
(…こいつが、俺達、
『水の呼吸』の元祖の使い手の子孫…)
杏寿郎
(…他の方達もこんなに
威圧感があるのだろうか?)
だとしたら────









気まずすぎる。

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