少しして学校に戻る。
さっきの子どもが頭から離れない。
パンパンと頭を叩くが頭の中はリセット出来ず…
あんまこの事は言わない方がいい気がしてきた。
研磨𝐬𝐢𝐝𝐞
買い物から帰ってきたあと、あなたの様子がおかしい。
声をかけると少し笑顔が見えて安心した。
けど、どこかぎこちない笑顔だったのをおれは見逃さなかった
今はみんなでからあげを食べている。
あなたが一言も喋らない。
みんなが驚きの声をあげてもうんともすんとも言わない。
そのあなたの言葉に少し覚えた違和感。
少し口数が増えたあなた…だけど。
途端、また黙り込んだ。
スマホで言えば、充電器を抜かれたように。
……まるで、操り人形のように。
あなたの中に誰かいるみたいに。
あなたじゃないみたいに────
と立ち上がったあなた。
何処かブキミな歌を小声で口ずさんだ。
そういえば、さっきからこの歌は何回か歌ってるような。
クロが声掛けしてもあなたはその歌を歌い続けた。
そしてその途端
あなたが魂が抜けたように膝からガクンと崩れ落ち、そのまま床にしゃがみ込んだ。
周りが急いで駆け寄るもあなたは下を向き、歌を口ずさむ
そのあなたの目には、光ひとつ無かった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!