第4話

🚬4
265
2024/04/15 11:40
(なまえ)
あなた
次は、キミかな?
チーノ
僕は戦闘員じゃないので!それより
ずいっと顔を近ずける彼はチーノ

人を騙すのが得意な彼は詐欺師とも呼ばれる

話術はこの軍で二番目に長けている
チーノ
戦闘力が高いんですね!
僕は力がないので憧れちゃいます!
(なまえ)
あなた
お兄さん気分ええわ〜
もっと褒めてくれてええんよ?
チーノ
ホントですか!
じゃあもっと言わせてください!チラ
(なまえ)
あなた
ふぅん、キミ素直な子やね
目を合わせんと小道具なんかすぐバレんで
チーノ
あ、まっずい
彼から視線をずらしたチーノは負けた

少しの動きも彼は見逃さない

小さな針を奪い、目に向かって打つ

針の先端には毒が塗ってあり

当たれば失明といったところか

まさか自分がやろうとしていたことを彼にやられるとは

思っていなかっただろう
チーノ
ぅ゙あッ
(なまえ)
あなた
あと3人かぁ、強いやつおらんのか?
オスマン
それなら俺が相手するわ
(なまえ)
あなた
さっきまでの可愛い語尾はどこへやら
まぁええわ、キミも話術に長けとるん?
オスマン
そうやな、この子の師匠ってとこやろ
(なまえ)
あなた
お師匠さんか〜!
ええな、そういうの
こんな会話を交わしている最中でも

オスマンは細工を施す

相手に違和感を持たせず、どれだけ騙せるか

さらに、どれだけ興味を持たせられるか

このふたつが優秀な彼はこの国の外交官だ

つまり、軍一を誇る話術の使い手

それでも勝てないとするならば

この化け物をどう倒したらいいのやら
オスマン
なんで、見破られてんねん…
(なまえ)
あなた
いやいや、これでも遅かった方やで
相当優秀なんやろうなぁ
普段ならすぐに見破れる細工だが、

オスマンの手にかかれば、少しの希望はあったようだ

まぁ、結局は無駄な事だったが……

彼はピアノ線で首を切られた
オスマン
カヒュ
(なまえ)
あなた
苦しそうやなぁ
トントン
そらそーやろ、喉を切られてんやから
(なまえ)
あなた
……キミ、強いな?
トントン
なんの事やら
軍で二番目に強いであろう、彼の名はトントン

彼の粛清剣は白い首に当たっている

初めての油断だった

若干の驚きと、九割の興奮

強いものが現れたことであなたの下の名前のリミッターは外れた

トントンが今、出たのは間違いだったとでも言うように
トントン
マジかッッ
彼の拳で粛清剣は折られ、そのまま腹にも当たる

威力は弱まることを知らない

トントンはぐったりしてしまった
(なまえ)
あなた
あとは総統様だけやぞ〜、戦えそうか?
グルッペン
……ハッ
(なまえ)
あなた
?…ッ!
「へぇ、凄いじゃん。これを受け止められるんだ」
(なまえ)
あなた
キミは気配消すんが上手いなぁ
story4➤ end

プリ小説オーディオドラマ