20xx/12/04/夕方
運営に対処してもらえただろうか。
ワクワクして通知を開く。
内容は──────
「ユーザーは削除されました。ご協力ありがとうございます。」
嬉しい。
あまりにも嬉しい。
早速、書き込んだ。
スクショの内容は、
「misaku_ita@exanpler.com宛
あなたの意見で掲示板がより良くなりました。ご協力ありがとうございます。
pkeiji@exanpler.comより」
私の使ってる掲示板のリンクは、pkeiji.jp。結構知られており、9年前からある。サイトの名前は「P掲示板。」
そんなコメントが溢れた。
フラグを立ててしまった。
あれ...?通報されて削除されてた...証拠を出せって言われそう...
だるい...マジでダルい...
いつしかこの掲示板を使うことにストレスが溜まっていった。
これ以上これを使うと心が壊れるかもしれない。
メモに書いて私は掲示板を離れた。
まあそうなるよね。と思いながら返信を見ていた。
返信も見たくなくなった。
「逃げるは恥だが役に立つ」という言葉を知らないのだろうか。
20xx/12/04/朝
あいつが夢にも出てきた。
ずっと耳元で「逃げるのか?」「逃げたwww」など囁かれている感じだった。
もう掲示板を使わなくなるかもしれない。
20xx/12/04/学校
ちなみに私の本名は「美本 咲子」だ。
誰にも見向きされない、孤独だ。
本当はあのことを話したい。
頑張って友達を作りたい。
すごい。すごくそれだけだ。
起こってることすべて話した。
割とあっさり友達できたわ。
20xx/12/04/夕方
私は、全く掲示板を使わなかった。
──────希望よ、私に届け。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!