第35話

33話 『欲に正直』
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2025/10/18 12:53 更新












ムルムル・ツムル
あーーー
マルバス・マーチ
えっ、びっくりした…
イフリート・ジン・エイト
どうしたの?
ムルムル・ツムル
いや…なんでもない…










ムルムル・ツムル
ちょっと…出かけてきます…
イポス・イチョウ
おう、行ってら〜…
(何で敬語…?)
イフリート・ジン・エイト
…ツムルにしてはちゃんとした格好だね
イポス・イチョウ
だな
マルバス・マーチ
誰に会うんだろう?












ムルムル・ツムル
(待って待って、心臓やばい)
ムルムル・ツムル
(俺の精神状態、今異常!!)



こんな心臓バックバクの、歯ガチガチの手ぶるぶるで向かうのは他でもない。あなたの家だ。


ムルムル・ツムル
(やばい。初めてのスカーラより緊張する。どうしよう。)
ムルムル・ツムル
(ちゃんと話したいことまとめたけど…全部話せるかな…?そもそも、聞いてもらえるかな?)




















ピンポーン








ムルムル・ツムル
////







ガチャ







あなた
ツムル先生…///
入ってきて…
ムルムル・ツムル
う…うん…////
(いきなり親じゃなかった…よかった…)




『お邪魔します…失礼します…』と二言。

ハッキリ。大きすぎない声を出した。つもり。
あなたの両親は居間にいるのだろうか。
玄関からでは、姿が伺えない…。

それが一層、俺を緊張させた。

そして、居間に着くとお父さん、お母さんが並んで座っており、テーブルを挟み2つ椅子が空いている。




お母さん
いらっしゃい
お父さん
……





あなた
ムルムル・ツムル
ムルムル・ツムルと申します
あのっこの度は…
ムルムル・ツムル
この度は…




あなた
と、とりあえず座ってもらって…
ムルムル・ツムル
教師としてあるまじき行為をしたこと、
あなたさんを大変傷つけてしまったこと、
申し訳ございませんでした。
お父さん
まぁ…そうだな。
謝罪は受け入れよう。
お母さん
一先ずお掛けください。
ムルムル・ツムル
あ…
あなた
先生、座ろう















私が先に座り、その隣にツムル先生が座る。

ツムル先生、見るからにとても緊張している。
スーツ姿カッコいいなと思ったのは…今考えるべきではないから胸の内にしまっておこう。



お父さん
あなたから大体の話は聞いてるよ。
二人が何をしたのか、謹慎やランクの事。
ムルムル・ツムル
…はい
お父さん
過ぎたことをあれこれ言うつもりはない。
考えるべきはこれからのことだ。
ムルムル・ツムル
え…っ
お母さん
先生だけじゃなくて、あなたもよ。
あなた
はい…
お父さん
先生はこれからもバビルスで働くのだろう?
ムルムル・ツムル
はい。そのつもりです。
お父さん
あなたは?学校通えるのか?
あなた
うん。通うよ。
お父さん
二人の関係は?
あなた
あ、


これからのツムル先生との関係について、なんにも話し合ってないよ…どうしよう。…って考えるまでもないか。恋人関係は、解消だよね。つまり、これからはごく普通の生徒と先生として…


ムルムル・ツムル
その事なんですが…
ムルムル・ツムル
俺は、全力であなたさんを守ります。
ムルムル・ツムル
あなたさんが好きで…大切なので…、これからも…お付き合いを続けます。


お父さん
は?
あなた
あっ
あなた
せんせ…///
ムルムル・ツムル
この先も…
ムルムル・ツムル
俺の、未来で…
ムルムル・ツムル
隣にあなたさんが居て欲しいです
あなた
…っ///
ムルムル・ツムル
悲しい思いは、もうさせません。
傷付けません。もし、俺たちの前に困難が立ちはだかっても…今回みたいにきっと…
お父さん
ムルムル先生…だったかな?
ムルムル・ツムル
は、はい
お父さん
あなたは俺たちの大切な一人娘だ。今から君に渡すようなそんな台詞を聞きたいわけじゃ無い。
お母さん
そうね…だけど…お父さんとお母さんの負けだわ。
あなた
え?
お父さん
まったく…
お父さん
あなた、よく聞きなさい。
あなた
あ、はい
お父さん
俺があなたの恋人と認めるのは、あなたの一生でこの人が最初で最後だ。他の奴は認めない。
ムルムル・ツムル
え…
あなた
ん…?
ムルムル・ツムル
ってことは…////
お母さん
ふふ、お父さんったら…何その言い方。
ムルムル先生って、欲に正直なんですね。
お母さん
いい?


お母さんから、付き合う条件をいくつか出された。


・絶対にバビルスの先生と生徒にバレないこと。

・先生は仕事をしっかりすること。

・私は、登校して勉強をちゃんとすること。

・何も問題を起こさずに卒業すること。

・するのはキスまで。



あなた
(親の口から"キス"とか聞くのなんかやだな)
ムルムル・ツムル
……////
あなた
お父さん…本当にいいの…?
お父さん
正直に言えば別れて欲しいけど…
好き同士なのを離れさせるのもな…


お父さんの言葉に、胸がギュッとなった。
本当は、ツムル先生と別れて欲しいんだ…。まぁそうだよね…だけど、そこをお父さんの優しさでグッと堪えてるのかな?


あなた
…ありがとう////
ムルムル・ツムル
ありがとうございます…っ///
ムルムル・ツムル
絶対に…絶対に幸せにします////
お父さん
だからまだそう言う話じゃない!
お母さん
"まだ"?
あなた
////














お母さん
よく言えたわね、私たちに
お父さん
そうだな。…てっきり俺たちに隠れて交際を続けると思ったんだが…
お母さん
それだけ本気ということだね
お父さん
犯した罪は消えないが…正直な悪魔だ
これからも欲のためにスリルとともに生活するなんてな
お母さん
あなたも、痛い目みたのに…
お父さん
俺はあなたに、『自分でしたことは自分で責任を果たせ』と言ったんだ。また何かあっても、自分たちで乗り越えるだろう。












次回最終回になるかもです。


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