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第1話

クッキー篇
3
2026/02/28 07:35 更新
クッキー
ある家で普通に暮らすただの犬
あの人に出会ったのは子犬の頃
ショーウィドウに入れられている
僕を「可愛い」と言ったのが始まりだった
クッキー
僕はあの人の誕生日に
買われた
いい子にしていれば
誰も起こらなかった
しつけ?と言って
僕に「お座り」と言った
最初はなんの事か
さっぱりだったけど
できるようになった
クッキー
5年が経った楽しいことも悲しい事も
色々な経験をした
ある日さんぽの時間じゃないのに
僕をさんぽに連れ出した
僕は嬉しかった
クッキー
「着いた」とあなたが言ったので
なんだろうと思った
それから二人がずっと
話をしていて前にいる人に
「お願いします」と言った
後に僕に「バイバイ」
と言って居なくなった
クッキー
僕はある檻に入れられた
クッキー
寝そべっていたおじさんに聞いたら
僕たちはあと5日の命らしい
色んな子がいた
5日はあっという間に過ぎて行った
そして当日が来た
クッキー
ある部屋に入れられた
悲しい呪ってやるという
気持ちしか抱いていなかった
職員
除く用の窓には肉球の後  
だけが残っていた
クッキー
僕は夢を見ている様な気分になった
あなたへ会いに行った
僕の家はなかった
あなたは小さな女の子と手を繋いで
遊んでいた
クッキー
だからあなたに呪いをかけることにした
1つあなたの娘が犬を飼いたいと言った
時は僕を思い出してください

2つ虹の橋の向こうで待っていますから
迎えに来てください

それから「さようなら」
気長に待っています

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