第2話

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2025/09/08 14:55 更新





3年前_____




あの日、私は兄とともに街へ出ていた




私の家は田舎の山奥だったから食料調達が必要であった





父は既に他界しており、母と兄との3人暮らしであった





あなた
いってきます!





気をつけて行ってらっしゃい





行ってきます!





お兄ちゃんはちゃんとあなたのこと守るのよ!





任せろ!





そう言って楽しく出発したのに




日が落ちる直前に家に帰ったら...




その日は曇っていたからだろうか




日が落ちる前でも鬼が出ていた






あなた
っ...





恐怖からだろうか




絶望からだろうか





喉の奥がひゅっとなった





言葉が出なかった





そんな状況の中、兄は母の言いつけを守り





鬼に立ち向かって私を逃がした





っ...あなた!逃げろ!!!街まで走るんだ!





あなた
で、でもっ...!!お兄ちゃんは!?





いいから早く行け!止まるな絶対に!!!





私はそう言われてもその場から動くことが出来なかった




兄が鬼に襲われるのを呆然と眺めていた




あなた
...





なんの感情もわかなかった




何が起きているのか理解できなかった





ぼーっとしていると人影が現れた










あなた
...!





見事な剣技で鬼の首を削ぎ落とした




しかしその頃にはもう兄は息絶えていた





冨岡義勇
遅れてしまってすまなかった





あなた
...





あなた
いいんですもう





冨岡義勇
...





あなた
兄が守ってくれたのに何も出来なかった





あなた
ただのろくでなしなので





冨岡義勇
...仇を打ちたいと思うか?





あなた
...思います





なんでそんなこと聞くんだろう




目の前で最愛の肉親を殺されて





憎しみに溢れた私に何を求めているんだろう





冨岡義勇
うちに来い





あなた
は?





あまりに唐突な提案だったので




全く思考が働かなかった





冨岡義勇
俺の継子にならないか





あなた
つぐこ...?





冨岡義勇
説明はあとだ





冨岡義勇
うちに来い





こうして私は水柱の継子となった




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過去編つまらないかもごめんね😭😭





明日また出すから気長に待っててね!





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