あなたです
ただいま起床いたしました
時刻は6時10分でございます
あ、朝のだよ?
さすがに夜だと思った人はいないよね!?
いやぁ、こんな性格しときながら
朝は早いんですよ
とまぁそんなことは置いといて
めっちゃいい匂いするのよ!
これはね、Frenchtoastだね
私の嗅覚がそう言ってる!
あ、皆さんなんとですね
リンちゃんがご飯を作ってくれると言うのですよ!
まじで神じゃないですかこの子!
なぁんだ、つまんないの((
それにしても今日なんか寒くない?
頭もめっちゃ痛いし
よく分からんなぁ
ラン side
なんか、あいつ酔ってねェか?
心做しか顔赤い気もするし
こいつ、舌呂回ってねェな
これは相当酔ってる
というか高熱だな
あいつが裾を掴んでくる
いや、てめェのために体温計探しに行くんだよ
どこいったんだと思いつつ、あいつの方を見ると
うるうると上目遣いでこっちを見つめてくる
「可愛い」
素直にそう思った
少し涙目になる
その代わり、明日今と言うほどパシってやる
俺はそう心に決めて、あいつの看病に徹した
あなた side
あれ、いつの間にかベッドに
おかしいなぁ、さっき起きたはずなんだけど
なんだそれ
いやいやいや、私今まで熱というか風邪すら引いたことないんだが?
その後私はランから今までの事を聞かされた
まさか、自分が熱を出したらでろんでろんになる種の人間だったとは
驚きですね☆
絶対死んでも嫌だよ?
うん、当たり前だよね
こいつにパシられるとか私の人生終了のお知らせ来ちゃうから()
結局あなたちゃんはパシられましたとさ☆
結局ルイもパシられましたとさ☆
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!