あの日めめさんに見せてもらったトーク画面には、例の白雪さんとの会話があった。
内容は簡単に言うと、『捜査で家にお邪魔していいか』という感じだ。
何故かOKを貰えたので、弁護人になるであろうレイマリさんとめめさんと共にお邪魔することになった。
二人が会話しているのを横目に外へ出ると、すでにめめさんがいた。
その言葉で、俺たちは白雪さんの家に向かうため、車に乗った。
めめさんに案内された家は一軒家でそれも、とても大きかった。
めめさんがチャイムを押すと、女性の声が聞こえて玄関が開く。
迎えてくれた女性は、白髪で大人びていた。
霙さん(と呼ばせていただくことにした)に案内され、リビングに入る。
そう言う霙さんについていく。
レイマリさんはずっと怯えてる感じだし、めめさんはめめさんでテンションがおかしい。
案内してくれたはいいものの、どこまで捜索していいのかわからない。
令状があるわけではないし、これは私情なのでしっかり霙さんの言う事を聞かなければならない。
そう言って一つの鍵を渡された。
その場に、俺とレイマリさんだけが取り残される。
俺は無言でその部屋の扉を開くと、
そこには必要なもの以外何もない質素な部屋があった。
俺は手の中にある鍵を見つめる。
私は霙さんと一緒にお茶していた。
まぁ霙さんがお菓子とか出してくれたんだけどね。
彼女は微笑んでいた。
初めて会った時もそうだ。笑っていた。
彼女は変わっていない。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。