前回のあらすじ
アンジェラが呪われた。
リース「手がかりといっても、なにも気になるところは……はっ、船の操縦室なら、何かあるかもしれませんね!」
シャル「さっそく行ってみるでち!その、そうじゅうしつ?に!!」
シャル「……で、それはどこにあるでちか?」
リース「ふつう、船の操縦は前を見ながらでないとできません。なので、おそらく船上に操縦室があるはずです!」
〜船上〜
ガチャっ
船の周りはどこまでも暗い空、底の見えない海が広がっていた。
リースはそこに何者かの気配を感じる。
リース「…仲間の呪いを解いて、わたしたちを解放してください!」
???「……方法は一つだけ。私を倒すことだ。」
それは姿を現した。
それは、うっすら透けた白い影だった…
シャル「ひぎぃゃぁぁ!!でたでち!!!」
リース「落ち着いて!…!!目は透けてない!シャルロットちゃん、目を狙ってください!」
シャル「わかったでち!………ホーリーボール!」
ぐぉぉぉぉお
リース「やはり目ですね!えいっ!」
ウォォオン…
攻撃をしたあと、影は消えた。
そして、また現れると同時に手を小さな異空間に突っ込んだ。
リースは、床から生えてきた手に貫かれた…
リース「え……?ゴホッ…」
シャル「今回復するでち!!…ヒールライト!!」
リース「ありがとう、それにしても、今の手はどこから…」
シャル「床からでてきたでちよ!あいつが手をどこかにつっこんでからでてきたんでち!」
リース「影から目を離さないように、気を付けましょう!!」
パワーアップ!!ヒールライト!!
ホーリーボールでちーー!!
リース「!!影がもっと透き通るようになりました!あともう少しな気がします!」
シャル「がんばるでちーー!」
シャルロットが叫び終わると同時に影が2つに分かれた。片方は海の上に浮かび、もう片方は床にへばりつく。
プァーーー…
笛が鳴ると同時に、幽霊の大行進が始まった。幽霊達は半分胴体がなかったり、血だらけだったりとさまざまだ。そしてシャルロットはあまりの光景に動けなくなる。そこに1匹の幽霊が…!
リース「危ない!」
間一髪、リースはシャルロットと一緒に床に転げ落ちる。
シャル「し、しぬかとおもったでち…」
やがて大行進は終わり、幽霊達はどこかへ飛び去っていった…
2人はその後、いろいろな技に気をつけながら攻撃し、見事に影を撃破したのだった。
リース「や、やっと終わりましたね!」
シャル「じみにながかったでち…もう魔力残ってないでちよ…」
ジン『あれは…闇の精霊ダスー!』
闇の精霊『我が名はシェイド…闇の精霊だ…よくぞ、我が迷える魂を解放してくれた…よろこんで力を貸そう……仲間の呪いも解けたであろう…』
闇の精霊シェイドが仲間になった!!
リース「マナストーンはどこに?」
シェイド『…闇のマナストーンはこの世には存在しない… かつて、世界大戦が起こり、いにしえの神獣以来
世界が2度目の危機をむかえた時に、闇の力が増大し
闇のマナストーンだけ封印が解けてしまったのだ。』
ジン『神獣は復活してないダスか?』
シェイド『いかにも…大昔、人間達は古代魔法と呼ばれる呪法によって、マナストーンのエネルギーを平和に使っていたが、やがて人々はエネルギーをうばいあうようになった。闇の魔物達はここにつけ込み、世界を戦乱の
うずへと巻き込んでいった。』
シャル「…よるねるときに、ベッドでおじいちゃんが、
むかしばなしとしておなじようなこと、おはなししてくれた…こむずかしいから、よくねむれるんでち、これが!」
シェイド『ついに闇のマナストーンの封印が解け、
神獣と闇の魔物達により世界は滅亡寸前にまでこうはいした。それ以来マナストーンは失われ、すみかを無くした我が魂は、こうしてさまよえる幽霊船となり、
長い『時』を航海してきたのだ…』
リース「闇の神獣はどこへ?なぜ滅亡を回避できたのでしょうか?」
シェイド『……わからない。なぜかこつぜんと、闇の神獣は魔物達と共に消えてしまったのだ。』
シェイド『だが、闇の神獣は消えたわけではない。おそらく別の異世界で、再びマナストーンに姿を変え、この世界のどこかに影を落としていることだろう…』
そのとき、扉を開ける音が聞こえ、同時に聞き覚えのある声が聞こえた。
アンジェ「んもぅ、冗談じゃないわよ!もう幽霊なんてこりごりだわ!」
リース「アンジェラさん!ご無事で何よりです!」
そのすぐ後、船が揺れ始めた。
3人「…!!!」
シェイド『…魂が解放されたので、この船も消えてしまうようだ…』
リース「えぇっ…!そ、そんな!!」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。