…どこだ?ここは。
記憶が曖昧だ。最後の記憶は…仕事が終わった時か。
水に浮いてる感覚だ。そして暗い。目を開けているのかも確証がないほど暗い。
自分の名前は覚えてる。俺の名前はニック。ニックだ。
声は出た。とても近くに寄せたら手も見えるから目も機能している。
とても、とても暗い。どうしてこんなことに?
いや、今は悲観的になってる場合じゃない。
確認できるところは確認しないと。
服は…スーツ?袖を見た感じ黒いスーツだな。ネクタイはわからん。
…私服で帰ったはずだよな?しかも、こんなスーツ持ってねぇし…何がどうなっているんだ?
は?
急に視界が明るくなり、知らない声が響いた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。