ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました。
この物語は、
「都合のいい女だった私」が、
“自分を大切にする私”になるまでの話でした。
好きって気持ちは、すごく強くて。
だからこそ、相手を優先しすぎてしまったり、
少しの優しさに期待してしまったり。
主人公のあなたの下の名前も、最初はそうでした。
呼ばれたら行くこと。
断れないこと。
それでも一緒にいられるならいいって思うこと。
全部、“優しさ”みたいに見えて、
本当は少しずつ自分をすり減らしてた。
でも、ちゃんと気づけた。
苦しいってことも、
このままじゃダメだってことも。
そして——
離れるっていう選択をした。
好きでもやめる。
怖いからやめる。
それって弱さじゃなくて、
“自分を守る強さ”だと思います。
この物語に、派手な奇跡はないけど、
ちゃんと変わろうとした気持ちがあって、
ちゃんと前に進んだ一歩があります。
あの頃のあなたの下の名前にとっては、
それが一番大きな変化でした。
もし今、誰かに振り回されてたり、
自分の気持ちより相手を優先しすぎてる人がいたら、
ほんの少しでいいから、
自分のことも大事にしてあげてほしいです。
“好き”だけじゃ、守れないものもあるから。
最後まで読んでくれて、本当にありがとう。
——またどこかの物語で。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。