あれから数日が経った(はや)←うるさいぞ
スレアは一切食事を取っていないが痩せ細る様子もなく
元気に過ごしている 謎だ
スレアが外に出たがる様子もないし
首にある包帯と縫われた顔からして帰る場所はないだろう
だから俺らは一緒に住むことにした
相変わらず静かで動かないが多少の反応はするようになった
呼んだら来るし 頷いたり首を振ったりと
成長…なのか心を開いたのか…
どちらにせよ過ごしやすくなった
そんなある日
スレアが怪我をした
コンちゃんが本を読んでいると紙で指を切ったらしい
それをみたスレアが何を思い立ったのか自ら指を切ったそうな
俺がスレアを抑えると スレアは必死に腕を動かす
結構傷口が深く 血がぼたぼたと垂れる
体のわりに力が強く 抑えきれない
するとスレアは怪我をしていない方の手で包帯の巻いてある首を引っ掻き始めた
流石にきょーさんの力には敵わないのか抵抗をやめた
が 首はずっと引っ掻き続けている
その間もガリガリと音が鳴り響いている
包帯を捲るように引っ掻いているから緑君の解釈で間違いなさそうだ
緑君の声かけでスレアが手を止めたので 包帯を外す
外していくと 白くて細い首が露わになった
包帯は厚く固く結ばれていた
包帯を全て外すとそこには
怪我ではなく 肌に彫られた文字があった
文字は荒々しく彫られている
黒くなっていて 一度焼かれたようだ
もう2度と元に戻らないよう
俺らはまた言葉を失ってしまう
スレア
一体何者なんだ?
するとスレアは抑えていたきょーさんの腕を最も簡単に振り解き
まだ血の止まっていない指で首の彫られた文字をなぞり始めた
文字は血を吸い込んでいき 赤く染まっていく
全ての文字を塗り切り しばらくするとスレアの布が赤く光った
スレアは顔の布を勢いよく剥がし 床に叩きつけた
そこには赤い魔法陣が描かれていた
魔法陣は床にどんどん広がっていき 俺ら全員を飲み込んだ
理解が追いつかない俺らは ただただ魔法陣の中へと落ちて行った
……………
♡5以上・コメント5以上で ''気が向いたら'' 続き書きます
ちなみに視点書いてない時はらっだぁさん視点です
情景描写多…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。