第4話

泣いちゃったら
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2026/06/25 22:12 更新
あなた
るいって、いつもそう! わたしの話、ちゃんと聞いてくれない!
神代類
おや、そんなことはないと思うけど……
夜のリビングに、思わず声が響いた。
最初は小さなすれ違いだった。
だけど、いつの間にか言葉がぶつかり合ってしまって、空気がぎくしゃくしていく。
あなた
もういい! どうせるいはロボットとかショーのことしか考えてないんでしょ!
神代類
……あなたの下の名前、それは違うよ。でも、君だってちょっと子どもっぽくないかい?
その一言で、胸がきゅっと締めつけられた
あなた
……っ、そんなこと……
目の奥が熱くなって、気づけば涙がこぼれていた。
その瞬間、類の表情が一瞬で変わった。
神代類
…あなたの下の名前!? ちょ、ちょっと待って、泣かないで!
類が慌てて駆け寄ってくる
神代類
ご、ごめん! 本当にごめん! 僕、言い過ぎた……いや、違うんだ、そんなつもりじゃなくて!
普段の冷静さなんてどこにもない。
目を泳がせながらオロオロして、手をどうすればいいのか迷ってる様子が、逆に可笑しくて――でも、また涙がこぼれた。
あなた
……ひっく、るいのばか…
神代類
本当だね、今日は僕がどうしようもない“ばか”だ。
そう言いながら、類がそっと私を抱き寄せる。
神代類
君を泣かせるなんて、世界で一番したくなかったことなのに……ごめん。
その声があまりに優しくて、心の奥までしみわたった。
あなた
もう、怒ってない……でも次はちゃんと聞いてね。
神代類
うん。約束する。
ぎゅっと抱きしめられる。
背中を撫でる手があたたかくて、いつの間にか涙は止まっていた。
神代類
ねぇ、あなたの下の名前。……笑って。やっぱり、君の笑顔が一番好きだよ。
あなた
もう、ずるいんだから……
泣き顔で笑う私を見て、類もそっとほほえんだ。
静かな夜に、仲直りのぎゅーが、優しく響いていた。
神代類
リクエストくれると嬉しいよ

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