……どこにいるの
今日も悟の隣に貴方はいない
当の本人はあっけらかんとして自身の生徒と一緒に巫山戯てる
ふいに、横を向いた悟が眼を細めた
その眼は寂しさを帯びていて、後ろを歩いていた私は見ていられなくなり目を逸らした
逸らした先には晴天の空と白白と燃えている太陽
貴方がここを離れてからもう、12年、経ったよ。
悟が私を呼んできた
なんか、虎杖のとこに結界を張ってほしいとか
……苦手だ。
悟はたまに私を宝石を眺めているかのようにあったかさを含んだ瞳で見てくる
あー、
本人は「大丈夫だよ〜」って言ってるけど
時々不安になる
私の未恋なんかのために悟を振り回してしまっていないか
とても。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!