-hotoke- side
あ〜あきちゃったよ朝が。
大嫌いなんだよな。
なんで起きちゃうんだろう。
AM7:00
起きると言っても。
起きれないんだよ。
"起立性調節障害"だから。
やばいんだよな。
こんな時に助けが来たらな。
なんて。ニコッ
ドタッドタッドタッ
やっぱりりうちゃんか。
少しはこっちの身にもなってよ。
ドタッドタッ
舌打ちするなら自分で取ってきてよ。
なんで僕なの、、
"僕も兄弟だよ、、?"
朝ごはん食べ終わり、準備し
今日も休むの、、?
僕は?ヤスんじゃダメ?
なんデナノ
ぼクだっテ頑張ってルヨ、、?
なんで"りうちゃん"だけ?
へんじなしか。
トコットコットコッ
ガラガラバシャーン
ポタッポタッ
もう慣れた、
また屋上。
行こう。
放課後になりまして。
屋上
バコッバコッボコッボコッ
バコッバコッボコッボコッボコッ
ザクッシューシューポタッポタッ
ボコッボコッ
数十分後
PM6:00
ズキッ
トコッ トコッ トコッ
家に着いた
PM6:25
痛いのに、、、
辛いのに、、、
昔はこんなんじゃなかったな、、
昔
あの頃は愛されてたんだな、、
でも今は違う。
何が「こんなことしたくない」だ。
僕何かした?
悪いことした?
ただりうちゃんの事を助けてるだけだよ?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。