始めてコーヒーを飲んだのは8歳の頃
母が飲んでいたコンビニのアイスコーヒーで
一つミルクを入れて分けて飲んでいた
味の感想は ひとつも言わず 次のひと口を流し込む
私はその大人びた雰囲気に憧れて ひと口頂戴とねだった
味の感想は 見た目に反して、ものすごく苦かった
母のような風格を取りたくて格好をつけたけど
その数日後、某人気商品のカフェオレを買ってきてくれた
ひと口飲んだ瞬間察した
これは偽物の味だ と
そういう時期だから 今になって思う
何でも大人の真似をしたい
オシャレな服だって、髪型だって 夢だって
けど私は 何だか自分がお人形さんみたいに思い、
何でも嫌に感じていた
だからコーヒーの前では 適当に返事をして
コーヒーがなかったら、気になった所へ行く
私が行くのは スーパーの食玩コーナー
玩具コーナー
そう繰り返していくうちに、母の声がうるさく感じ適当に流して 糸からできた高額商品を眺めるようにたった
別に この見た目の通り 全く可愛くないし 男には興味あるが
ただのサル集団だと見えるようになった
けど、そんな私を癒してくれたのが
缶からボトルまで、私を和やかにさせる
そして、転生先でも
今日もコーヒーがでた











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。