朝がきた。今は、朝の5時。どんなことをやるのだろうか
“わくわく”だ。
ハル達の話によると、ここには区域というものがあるらしい。
今2人が知っている区域は、『死前区域』『幸嶺区域』『此出区域』。
何をする場所かよくわかっていないそうだ。
朝食を食べ、1時間後に呼び出されるらしい。
1時間後
アナウンス 01番、02番、03番。応急、死前区域内の応急改造室へ、向かいなさい。
アナウンスを聞いた時、2人はなぜか、悲しそうだった。
テクテクテクテクテクテクテクテク
ウィーン……
その部屋には、とても広かった。その広い部屋には、大きい“カプセル”が何台も置いてあった。
僕は、今からここの中に入るのかな?
どうやら予想は的中。カプセルの中に入るみたいだ。何をするんだろう。
テクテクテクテク
カプセルの中は緩い水が入っていて、コードがたくさん入っていた。
そのとき、
遠くから声がした。コレは間違いなく、”ハル“と”煌李“だ、
なんでなんでなんで…?
どうしたの…?
ねぇ!
その時僕は、カプセルの中に入っていたからなのか、意識が途切れた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!