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第15話

第15話
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2026/03/08 20:00 更新
なつ
あなたの下の名前、飯はもう食った?
あなた
いや...ちょうどご飯どうしようか考えてたとこで...
なつ
なら良かった
俺、おかゆとゼリー買ってきたから
そう言うと、なつくんは先程買ってきてくれたであろうスーパーの袋を見せた。
あなた
え、ありがとう...!
なつ
いいって
あなたの下の名前が勧めてくれたスーパー安くていいわ
「よいしょ」と立ち上がると、なつくんはキッチンへ向かった。
なつ
なぁ、あなたの下の名前ん家にある卵使っていいー?
あなた
あ、うん...!いいよ...!
なつ
おし
あれ...?でもなつくんって料理苦手なんじゃなかったっけ...?
あなた
なつくんいつの間に料理できるようになってるの...!?
なつ
料理できるって言ってもおかゆとか簡単なもんくらいしか出来ねぇけど
あなたの下の名前に見合った男になれるように、俺だって練習してんだよ///
あなた
っ...!///
なつ
ほら、いいから寝てな?
出来たら起こしてやるから
あなた
じゃ、じゃあお言葉に甘えて...
私はそのまま自室に戻り、ベッドに入った。
なつ
えっと...卵の割り方は...いるまに教わった通りにこうして...
おぉっ!出来た!
あなた
...ふふっ(笑)
リビングからなつくんが葛藤して...いや、頑張ってくれている声や音が聞こえてきて、安心と共に嬉しさを感じる。
あなた
誰かに料理を作ってもらうのって久しぶりだな...嬉しい...
その安心感のまま、私は眠りについた。



なつ
...あなたの下の名前
あなた
ん...
なつ
...あなたの下の名前〜
あなた
んん...あ...なつくん...
なつ
ごめんな起こしちゃって
お粥出来たけど、食べれそう?
あなた
あ、うん...!ありがとう...!
なつ
ほい、あーん
あなた
へっ...///
なつ
ほら、口開けて?
今は甘えていいんだよ
あなた
う、うん...///
あーむっ...ん!美味しい...!
なつ
ほんとに!?良かったぁ...
なつくんが作ってくれたお粥は、溶き卵が入っていて、少し塩味もあって優しい味がした。
あなた
...優しい味がする。なつくんが作ってくれたからだねニコッ
なつ
っ...///
はぁ...それ無自覚なの?
あなた
え...?
なつ
あなたの下の名前が前に作ってくれた料理も、
優しい味がしたよ
あなたの下の名前が作ってくれたからニコッ
あなた
っ...///
なつ
ん、全部食べれたな
あなた
美味しかった…ありがとう…!
なつ
じゃあ薬飲んで横になってな
早く治して、一緒にデート行こうぜニコッ
あなた
でっ、デート…!?///
なつ
まだちゃんとしたデート行ったことなかっただろ?だから、一緒に色んなとこ行きてぇなって。あなたの下の名前はそういうの嫌?
あなた
う、ううん!嬉しい...!
なつ
ははっ(笑)良かった!
てかさ、あなたの下の名前もっと人の事頼れよな?
あなた
え...?
なつ
一番に俺を頼ってくれなかったの、結構寂しかったんだけど
あなた
ご、ごめん...!迷惑かなって思って...
なつ
全然迷惑じゃねぇよ
むしろもっと頼って欲しいわ
そう言いながら、なつくんは私の頭を優しく撫でる。
なつ
あなたの下の名前の頑張り屋なところもすげー好きだけど、こういう時くらい頼ったり甘えていいんだよ。な?
あなた
そう...だね...。うん、今度からそうする!
ありがとうニコッ
なつ
ん、待ってるわニコッ
なつくんの柔らかくて優しい笑顔と、温かい手の感触が心地良くて、私はそのまま眠りについた。

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