遠くで爆発音が聞こえた
すぐに砂埃の混じった強風が飛んでくる
そこではビルが1棟倒壊していた
少し離れたビルとビルの間で何かが動いたのが見えた
鍋の蓋があなたの手から飛ぶ
その何かはのけぞって鍋の蓋を避けた
デズモンドは走っていき、鉄パイプを勢いよく振り下ろした
ガンッと金属音が響き、火花が飛ぶ
金属の棒か何かで攻撃を防いだらしい
その何かが日陰から出てきた
それはゾンビではなく、明るいオレンジ色の髪をした銃を持った人だった
アナベルは鍋の蓋を持って歩いてきた
あなたは話題を変えてくて聞いた
遠くの方にゾンビが歩いてくるのが見えた
あなた、デズモンドはアナベルに案内されて隠れ家に行った
その隠れ家は骨組みの出た、コンクリートの壁を積み重ねて造られていた
コンクリートとコンクリートの隙間を通って中に入ると、中は思ったよりも広かった
床はコンクリートの破片が敷き詰められて地面が見えないようになっており、色んな色のカーペットが敷かれていた
そして、どこからか持って来たのだろうか
折りたたみ式の机に、資料や本、小さなケースが置いてあった
小さなケースを持ち上げてあなたが聞いた
中にはキーカードのカケラが入っていた
そう言うと、アナベルは銃を持って行ってしまった
デズモンドに続いてあなたも本を取った
歴史を短くまとめた本だった
長い間なんとなく、ページをめくっていたが、ふと手が止まった
1000年前の事件について書かれているページだった
内容はこんな感じだ
〔昔の、機械がまだ造られていなかった時代にあった事件〕
「その頃は、今ロボット研究所がある場所にお城が建っていた。
これはそのお城であった出来事だ。
そのお城に住んでいた姫の1人は体が白く、城の外に出ず存在を知られていなかった。
ある日、同盟を結んでいる隣国の姫が病気になり、その病気を治すには白い子供の生贄が必要だったそうだ。
(生贄に意味があったのかは不明だが、、、、)
女王と王はその子供を隠し続け、決して差し出さなかった。
しかし、一般人の1人がその子供を目撃してしまう。
その人は隣国の王にそれを伝え、戦争が始まったそうだ。
白い姫は塔から飛び降りて逃げたが、きっと死んだ事だろう」
『もう家族が生きてる訳ないじゃん』




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。