1時間後…
そう言ってチャニヒョンが、そそくさとキッチンに行って、後片付けを始めた
やはりこの人は几帳面だ
俺は思わず声に出してしまった
でもよく考えてみると、俺も床に結構物が置きっぱなしだということに気が付き、すぐに口をつぐんだ
俺の部屋には、本とか趣味で描いてる絵とかが置かれている一方、床に目をやると、服やら靴下やら洗濯物が散乱している
そうやって俺も片付けをしようと反省した
断捨離すれば、部屋がスッキリするだろうと思った俺が甘かったようだ
あの部屋はいっその事、お掃除のプロ的な人に任せたほうが良い気がしてきた
なるほど、さっきスンミナが言ってた"ここに無理矢理連れてきた先輩"っていうのが、リノヒョンのことだったんだと理解した
スンミナは犬みたいだと前から思ってたけど、リノヒョンは猫の様に見えた
俺はヨンボガに続いてリビングを出た
後ろからはまだ2人の声が聞こえるが、喧嘩に発展しそうな感じでは無かったので、放っておくことにした
リノヒョンとスンミナは、言い合いをしているものの、お互いを傷つけ合うような感じではなく、仲が良いようにさえ感じる
スンミナも、高校で新しい生活を楽しんでいるように見えた
今日の中で一番、俺の心がほっこりした瞬間だった
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来週の更新は作者の事情の為、お休みさせていただきます🙇












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!