ごめんなさい...
ごめんなさい...
皆...っ...ごめんなさい...っ
ザクッ!
ごめんなさい!稲出さん!
ドクドクドクッ
ー遠方ー
ザクッ
バタバタバタ...!
5人はあなたの元に駆けつける
辛い...苦しい...こんなに嫌な気持ち始めてだ...
ざっ
ゴソゴソ...
ぴっ
ー私の腕を深く切りなさい!京都高の奴らを悪く言って私を罵倒しながら!ー
ー!?京都高の人を悪く言うなんて!ー
ーしなさいよ!でないと、あんたの大事なものもっと傷つくわよ?クスクス...ー
ーっ...ー
ーや、り、な、さ、い、よっ!ー
パァンッ!
ーあなた辛くない?大丈夫?ー
ー私は大丈夫。...でも稲出様のほうが心配かなー
ーえ?なんで?ずっと酷い事されて...ー
ーきっと稲出様は稲出様で苦しんでる。人を傷つけてるのは寂しいから...だと私は思ってる。ー
ーあなた...ー
ーこの世に生まれた人間に悪い人はいない。きっと稲出様も...ー
バタバタバタ...
ぎゅっ
うわあああん!
憲紀は抱きしめた。あなたを。強く。
あなたはずっと我慢していたんだ。...泣く事を
笑っていればいい事があると信じ続けて涙から目を逸らして。
やっと...やっと泣けたな。あなた...。
これから...私と...私達と幸せをもっともっと見つけてもっと笑おう。
心からの笑顔を手に入れていこうーー...












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!