そういうと彼女は颯爽と去ってしまった
その時浮かべていた笑は終末世界とは思わせないほどに軽やかで美しいものであった
7月23日午後3時昼下がり
わたしは時雨 怜
今年で6さいになるの
目の前でねている人はわたしのパパの霞!
優しくてカッコよくて世界で1番のパパなの!
でもパパは今コロナ?って言うバイキンとたたかってて具合がわるいみたい
だから毎日ばーばが来てくれてごはんを作ってくれてるの!
でも今日はばーばがおそいみたい、、、
いつ来るんだろう、、、
わたしは部屋ごしにパパをよんでみる
パパ元気なさそう、、、
ママがいてくれたらな、
わたしのママはわたしが生まれた時からずっといない
理由はおしえてくれなかった
だけどばーばとパパが話してるのをきいたことがあった
ママとパパはこーこう生のときにわたしを妊娠?したらしい
ママのパパとママにもパパのパパとママにもないしょでわたしを産んだらしい
わたしのことパパとママで育てるつもりで産んだらしいけどママは産んですぐに逃げた?らしい
怖くなった、きっと私の子じゃ無い、あなたが1人で育てろってママが言ってたらしい
ママのパパもママもこどもは自分たちで育てろってわたしをすてた?らしい
パパはパパのパパとママにいったらすんごく怒られたけど子供に罪はないって育てることを決めてくれたらしい
むずかしい言葉ばっかで分かんないからパパが元気になったらきくんだ!
もう7時、、、
テレビはすいせい?がふってくるからにげろってずっと言ってるけどむずかしくて分かんないよ
パパはねてるみたいだし
パパきっとママがいないとさみしいんだよね、
よし!
ママをさがしにいこう!
そしたらきっとパパもばーばもほめてくれるよね
ずっと一緒にいれるよね
ママのごはんも食べれるよね
家をでたら車がいつもよりたくさん通っててあぶなくてわたしはうらみちを通って公園の方から行った!
お空を見上げたらキラキラひかる大きな大きなながれ星さんがいて追いかけるようにはしった
午後11時30分
霞母が部屋に入った時はいつも怜が駆け寄ってくるのに今日はなぜか来なかった。
寝てしまったのか?
そう思いながらも何故だろうか、心の奥底から何か嫌な雰囲気が漂っていた。
小走りで部屋の奥に入るとやはりそこに怜の姿はなくあるのはつけっぱなしのテレビと怜が書いた物であろう書きかけのメモだった
メモにはそう書かれていた、
そしてふとテレビを見ると彼女は絶句した。
きっと悪い夢を見ているんだよ、、、
そうだこれはきっと夢で怜だってパパが心配でパパの部屋に居るよ、
そう自分に言い聞かせつつ霞の部屋を開けるとそこには今まさに同じ記事を見たのであろう驚きを隠せない表情の霞のみがいた、、、
自分の頬を思いっきり叩く、、、
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も、、、頬を叩いても痛い、、、
彼女の姿を見た霞は止めに入る。
そして掠れた声で母に
と聞く、、、
彼女はただただゆっくりと首を横に振ることしかできなかった、、、
自分がもっと早く来ていれば、、、
後悔と自分の無力さに嫌気がさし少女を探しに行くための足ももう動こうとしなかった、
霞はパジャマのまま裸足で外にでて走る
たった1人の愛しい娘を探して、、、
コロナと元々の持病のせいでうまく走れない、
もっと早く走らないと怜が、怜が!!
霞の掠れた声での叫びでは娘に届くことはなくただひたすらに涙を流し最後となるであろうこの街を走り抜けていた、
すごくいっぱいながれ星さんを追いかけていたらどこかとおい場所まで来ちゃったみたい
ここにママが居ると思えないよ
ねぇママ、パパ、どこ、、、
大きなこえでなき出しちゃった
でも目の前にあるのは公園だけでだれも人がいない
ここにいたらパパがいつかむかえに来てくれるよね、、、
わたしはそう思って公園のブランコにこしかけた
そんなことを思っていたらドンドンと足音がきこえてきた
そう思ってみあげたけどその人はパパじゃなかった、
わたしは元というお兄さんにママとパパのことを話した
グゥーー
その時わたしのおなかが大きな音でなった
おなかすいたな
そう思ってると元お兄さんが笑っておにぎりをくれた
わたしはよろこんでお礼した
そしておにぎりを食べていると元お兄さんがわたしのことをギューってだきしめた
お兄さんは泣いていた
なんで泣いてるのか分からなかったけどわたしは思いっきりおにいさんをぎゅーってした
しばらくそうしてるといっしゅんピカピカって周りが光った
そうしたら目の前がフワフワってして気づいたらねむっちゃってたみたい
起きたら目の前にがれきが広がった街があった
お兄さんもいない
わたしはまた1人になっちゃったみたい
みんなきっと怜をさがしてる、
そうして彼女はおぼついた足で少しずつその街を歩いた
その時天から雨が降り注いだ
体が冷えて動かなくなる
少女はもう会えない家族を探してこの終末世界を歩き続けるのだった、、、
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。