カバンに全ての荷物を入れる
息を吸って深呼吸をする
家に帰ってからとは言えずっと緊張はしている
ララ「あなたのニックネーム〜頑張って」
タキ「村田さん頑張ってね」
『ありがとう笑』
教室に戻ってからみんなに報告したので
2人は応援しに帰る前に私のところへ来てくれた
マキ「…むらっさん後悔ないように、ね」
はるあ「あなたなら大丈夫、焦らないでゆっくりね」
『うん、ありがと』
はるあ「じゃあ僕も帰るね」
『え』
はるあ「ちゃんと何言うか、考えな笑」
はるあはニコッと笑って帰ってしまった
マキくんとはるあの背中を見続ける
するとマキくんは振り返って私を見た
マキ「むらっさんははるあの気持ち蹴ってまでしたんだし、100%伝えてね」
『……はい、笑』
マキ「俺、はるあの方に加担してたから、いや結ばれてほしかった、でも今のはるあも幸せそうだから」
『……』
マキ「んじゃ、良いお年を、頑張れ」
私に背を向けて右手をひらひらと振って
マキくんは教室を出て行った
少し厳しい言葉を私に言ってたけど
あれはマキくんなりの優しさ、だもんね
はるあのことも大事に思っている
そんな友達からのエール
踏み躙ることは絶対にしない
早足で家へと向かう
先輩は私の気持ち察してるのかな
見た感じだとあまりピンと来てなさそうだったけど…
やっぱり話してみないとわからない
ここまで待たせてしまったんだ
自分の想いをしっかり伝える
なんだかいろんな感情でよくわからなくなりそう、笑
駅まで走って落ち着かせよう、
ふうま「あなた?」
『あ、お兄ちゃん』
ふうま「急ぎ?」
『いやなんか走りたくなって笑』
ふうま「そっか笑」
気づかずに集団を通り過ぎようとした時
集団の中にいたお兄ちゃんに声をかけられる
その中にはニコ先輩もじゅじゅ先輩の姿も
EJ「あれさっきぶり〜笑」
ニコ「あなたちゃん良いお年を〜」
『ニコ先輩、、笑』
ふうま「あなた」
『ん?』
集団から一旦抜けて私の横にくる
ふうま「自分の気持ちに正直に」
『……』
ふうま「あなたの笑顔、ちゃんと見せてあげて、ね、笑」
『…うんっ!!』
ニコ「あなたちゃんふぁいてぃん」
EJ「大丈夫だよ〜」
『はいありがとうございます!!』
ふうま「じゃ、行ってらっしゃい」
そう言ってお兄ちゃんは私の背中を押した
振り返るとお兄ちゃん含め
じゅじゅ先輩もニコ先輩も
目で「いってこい」と言ってるように伝わった
私はみんなに勇気をもらってばかりだ
『…いってくる』
私はまた走り出して
急いで家へと向かった











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!