高人さんに案内されるがままに 、
私は職員室へと到着した 。
まだ昨日知り合ったばかりだし …
2 人きりで歩くこの道のりは 、何かと気まずかった (
な … なんで 、知ってるんだろう 。
不登校 … 増してや 、入学式しか来ていないし
そんな私のクラスを知ってるなんて ……
もしかして 、すとー k … ( ( ( 殴
せい 、と … かいちょう?
生徒の会長? (?)
えとっ 、えと …
誰でどの先生ですか … っ?! ( ( (
… 忘れてて申し訳ない ←
いや … 本当に申し訳ないと思っている 。
私がこの一年ほど 、苦労しながら生きていて
その一方で … 私の名前を知って認知してるなんて 。
そう言って 、私は歩き出した …
いや 、一度振り向いて
高人さんの方をしっかりと見る 。
嬉しそうに 、だけど少し誇らしく
柔らかく微笑む 。
… あぁ 、こういう人って
本当にかっこよくて頼れる先輩だと思う 。
こっそり入っても 、バレたら意味無い気が … (
まぁ私は … 目立つために来た訳じゃないし
いちいち紹介してもらうつもりもない!
この教室は
何も特別ではない …
〝 フツウ 〟のクラスだと思った 。
でも 、その考えは
… 違ったんだって 、後で思い知らされる 。
と 、後ろ扉を案内される 。
先生はにこっと微笑んで 、前の扉から
ゆったりと … 少し 、美しさを感じてしまうような
手馴れた手つきで入って行った 。
と 、後ろ扉をガラッと開けて
堂々と教室に入った ________
… 間違えて 、目立つ入り方しちゃった ( ᐕ) ←
ホームルームの前なのに 、
私の周りにはまさかの人だかりが …… (
と 、答えるのに迷っていると
人と人との間から 、エメラルドのように光る髪 。
私のことを … 無愛想な目で見つめる男の子 。
一緒のクラスだったんだ …
私がほんの少し見つめると 、
相手はハッとしたような表情になる 。
そして ……
今までにないくらいの 、満面の笑みを浮かべた 。
その光景に 、私は思わず声が漏れる 。
… いやいやいや?! (
昨日のあの態度は?! あの無表情で無愛想なさ! ←
声に出してしまったので 、
周りにいた生徒は不思議に思って
私の視線を追いかける 。
… すると 、数名と女子生徒が声を上げた 。
… なんか 、凄いなぁ 。
久しぶりだな … 〝 人気者 〟に出会うのは 。
人気者なんて言うのはあれだけど … ね 、
と 、笑顔で答えると
周りから何故か歓声が上がった 。
みんなから話しかけられて 、凄く嬉しいし
もっと話していたい 。
だけど今の笑顔の理由は ……
〝 震えている音乃さん 〟から
視線をズラすため … でもあった 。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。