コンコンと自分の何倍もの高さのある
高級そうなドアを叩き、そのまま開く
そこには、そんなにいる?と思うくらいの
大きくてピンクに統一された部屋が広がっていた
ほらでた、暇があれば私に駄々をこねる
私はさとみさんがいる机に
差し入れの紅茶を持って行った
さとみさんに紅茶を渡した後
私はそこら辺に散らばっている
さとみさんの服を集めてた時
少しするとお茶をすする音がし
さとみさんがそう問いかけてきた
やっぱり私の紅茶不味いのかな…
「ちぇっ…」と口を尖らせながら
羽ペンを持ち、仕事を続けるさとみさん
さとみさんのお口に合って良かったと思うのと同時に
私の紅茶のどこが美味しいのか分からなかった
言うて誰が入れても同じだろ
ドアの付近にいた私に近づいてくる
え、何…頭おかしくなった?
なんてことを考えているといつの間にか
私の前に立っていた
さとみさんがポケットから出したのは
青い封筒の中に丁寧な字で
こっちの王国へ招待しますと私の名前が書いてあった
ガチャとドアを閉めて、現実を確認する
こんな私が隣の国の王子に招待されるとか
どれだけ頭をフル回転しても分からなかった
夢かと思い、目を擦るがそこに書いてある名前は
"○○王国 専属メイドあなた"と書かれたままだった
そんなことを思いながら当日を迎えた
そして…
何故か勧誘されました__
予約投稿忘れました💦すいません🙇♀️🙇♀️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!