…あぁ…
煩いなぁ…
辞めてくれよ…今、大変な所なんだ…
パチッ眼をあける。
…あれ眼をあける??
…私寝てた??
言葉を出した筈の口から、だば、と血がこぼれ落ちる。
辺りを見渡してみる。
ついさっきまで居た筈の敵の本部だ。
…あれ、寝てたのか、?やられたのか、?
ぼんやりしてると居ない筈の高杉さんの声が響く
…あれ多分これ私やられた??
ぼんやり死にかけの人とは思えない事を考えてると、私を支えてくれてた銀時さんの目から涙が溢れる。
…うわー、今日めっちゃ溢れるな~
嗚咽を漏らしながら、銀時さんは言葉を連ねる。
私も、心配させまいと言葉を連ねようとする。
すると視界に赤黒いものが入ってきて、瞼が重くなっていく。
私の様子がおかしいのが気づいたのか、神楽ちゃんとまた子…いや元はあなたの親友の名前か、が寄ってくる。
神楽ちゃんの目からも涙が溢れる。
…いや…私まだ図太く生きてきたいけど??
私死ぬENDでおk??
…やべぇ今度こそ瞼下がってきた死ぬかも
…せめてカッコつけて死にたい
…うんよしそうしよう(迷案)
…やっべ瞼が重く…
ーーーーーーーーーーー
続きますよ??
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。