泊まった2日最終日
あなたside
阿部「じゃあ今日俺ん家行って、荷物取ってから送るね」
『うんありがとう』
阿部「あなた、ここ学校」
『うわ忘れてた、ごめんなさい(笑)』
蓮「あなた!!!!!!」
『うるさい恵比寿!』
蓮「いや目黒!」
阿部「ほら2人ともそろそろ昼休憩終わる」
『やば!蓮早く!』
蓮「急かしすぎだって」
『次の授業、鶴田』
蓮「嘘だろ」
『ほんとだって!鶴田遅れたら終わりだよ!?』
蓮「鶴田なの知ってたんなら早く言えよ!」
『昼休憩終わると思ってなかったし!』
蓮「…セーフ、」
『ほんと、疲れたあ』
『蓮早すぎ、走るの』
蓮「はよ席行こ」
『うん』
蓮「なぁあなた」
『なに』
蓮「…阿部ちゃんに手出されてないよね」
『は!?』
蓮「いや出されたのかなって」
『いやないわ』
蓮「だよね良かった」
『犯罪じゃんよ』
『阿部先生犯罪者になる(笑)』
蓮「やめたげて(笑)」
『いやお前だからね』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!