第8話

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2019/12/27 18:09
しばらくして

私はソファーから立ち上がった


「ちょっと荷物取りに行ってくるね」


そう言うとラウちゃんは

目をキラキラさせて


ラウ「一緒に行く!」


と言った


「ちょっと歩くよ?」


ラウ「いいよ」


気分がルンルンなラウちゃんは

制服を脱いで楽しそうに準備し始めた


ラウ「ふっかさん出かけてくるねぇ」


辰哉「いってらっしゃい」


ふっかに見送られて外に出て

家への道を歩いた

ボロアパートの1番端っこ

そこが私の家


ラウ「想像と違う」


「もっとキラキラしてると思った?」


隣でびっくりしてるラウちゃんに笑いかけ

鍵を開けて中に入る


「1時間で出るよ」


ラウ「えぇ」


残念そうにしてるラウちゃんをソファーに座らせ

私はできるだけ自分の物を袋に詰めた

きっとこれで大丈夫


「よし、行こうか」


そう言って家の鍵を閉めて

ポストの中に入れた

きっとここにはもう戻ってこないから

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