駿 「 恭平 、 好き 。 」
恭 「 謙杜 、 好き 。 」
謙 「 みっち ー 、 好き 。 」
こ ん な お っ き な 三 角 関 係 が で き て る な ん て 。
知 ら な か っ た 。
誰 か 1 人 が 動 け ば 実 る 恋 な の に 。
誰 一 人 と し て 譲 ら な い 。
そ の は ず だ っ た の に 。
駿 「 俺 、 長尾と付き合いました ! 」
大 「 おぉ 、 おめでとう 。」
和 「 ついに2組目ができたかぁ 、」
丈 「 幸せにな ~ 。 」
謙 、 駿 「 はい !」
今 ま で の 俺 が ば か み た い 。
謙 杜 じ ゃ な く て 、 み っ ち ー に し と け ば よ か っ た の に 。
そ ん な こ と が 頭 を よ ぎ る 。
流 「 … 恭平 ? 大丈夫 ? 」
恭 「 あ 、 大丈夫っす 。 ちょっとトイレ行ってきます 。 」
流 「 … 、」
俺 は 1 人 に な っ た 途 端 に 涙 が 止 ま ら な く な っ た 。
流 「 恭平 、 俺はずっと恭平の味方やで 。 」
恭 「… 流星くん 、」
流 「 たくさん泣き 。 」
流 星 く ん 。 俺 … 、
恭 「 流星くんの事 … 、」
流 「 ん ? 」
だ め な の は 分 か っ て る 。
流 星 く ん に は 大 吾 く ん が い る ん だ 。
だ め だ … 、 。
恭 「 …す 、 き です 、 。」
流 「 え ? 」
恭 「 あ っ 、 わ っ 、 忘れてください 笑 」
流 「 俺も 、 好き 。 」
恭 「え ? でも大吾くんが 、 」
流 「 大ちゃんはもうええの 。 今は恭平が好きなの 。」
大 「 なぁ 、 丈くん 。 俺な 、恭平のこと好きやねん 。」
俺 、 勘 違 い し て た 。
三 角 関 係 や な か っ た ん や 。
も っ と も っ と 深 く て 大 き い 関 係 や っ た ん や 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!