第17話

17.
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2026/02/24 09:57 更新
戦争とは無縁の時代に生きていた。


その知識は、本や映画、などでしか得られない。


夏になると戦争の特番が放送され、


見ながら涙を流すけれども


どこか他人事で、


平和ボケした日本でずっと暮らしていくと


そう思ってた。



金狼
敵だーーーーー!!


数日前、司帝国のNo.2である氷月という

男が村を攻めてきた。



その時は、千空とゲンくんの機転で

なんとか乗り切ったが、

銀狼くんも怪我をしてしまったし、

千空が生きているとバレてしまった。



ゲンくんは、裏切ったことがバレないよう

氷月に付いて行ってしまったし、


千空いわく嵐が来たらまた氷月さんたちは

石神村を攻めてくるんだって。



あなた
はぁ
戦争なんて、嫌だな。


コハク
どうした?あなた。めっぽう元気がないじゃないか。
あなた
コハクちゃん。ごめんねため息なんか。

コハクちゃんか、隣に座り、


わたしの顔を覗き込む。
あなた
わたしたちの時代は、こんな人が生きるか死ぬかの戦い、なかったんだ。いや、他の国ではあったんだけど、ここ、日本は平和な国だったんだよ。だから…。
コハク
いい時代だったのだな。
コハク
だったら取り戻そう。
その言葉にハッとしコハクちゃんを見ると


彼女は、太陽のように明るく微笑んでいた。

 
コハク
その平和な時代を、千空は、科学で
取り戻そうとしているのだろう?
わたしたちは千空を信じて力を貸そう。
あなた
そうだね、ありがと、コハクちゃん。
コハク
それにわたしたちは、一人じゃない。
そう言って立ち上がったコハクちゃんを

見上げるが、太陽に邪魔され、

目を細める。


コハク
嵐が来るぞ
あなた
え?こんなに晴れてるのに?



そして、本当に来たのだ、嵐が。



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