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この世界では、国が決めた２つの規則を守らなければならない。それを守らなければ罰を与えられてしまう。 １つ・男なら男らしく、女なら女らしく生きること。１つ・異性を好きになること。 そんな世界だから、〝俺〟は自分を押し殺して生きていた。周りにだって沢山そういう人がいるはず。それに何より俺自身が罰を受けることが怖かった。俺はどうすればいいんだ。

「御守り」を手に、徐霊をする。それが私の役目。 【最恐霊感】は誰にも知られちゃいけない。 誰の目にもついてはいけない。 潜り抜けてはまた現れる霊。キリの無い、決められた、苦しみに満ちた私の人生。 なのに、何で今更、救いが出来てしまうの＿＿? 油断できない、私の学園生活。

私の前の席のれおんくん その男の子はとっても優しくて…