第4話

142
2023/08/31 13:15 更新
今は学校の屋上。
夜明けの空がきれいだ。



まるで俺とは真反対
ふと下を見てみる
R.
こっから落ちたら幸せなんだろうな
変なことを考えてしまう。


気持ち悪い


一度も愛されなかったこの人生



誰も気にとめてくれなかった。



だからもういいよね



十分なんだよ、きっと



こんな要らない命は捨てちゃえばいいんだ






あぁ。落ちたらみんな構ってくれるかな





ちゃんと死体を拾って、棺に入れてくれるかな



きっとそうしてくれるよね。うん










フェンスに足をかける。



やっと落ちれるんだ、なんて安堵はつかの間




R.
ねぇ、そこの君!
R.
、、は?
R.
なにやってんの、危ないですよ。
R.
早く降りてください
R.
いやいや別に。ただ空を見ようと思ってただけで...
R.
嘘でしょ。僕には分かるから
R.
いや、そんな訳が……
R.
だって僕も死のうとしてたんですよ、
R.
ッッ
なんだ、この人もか。少し安心する
R.
じゃあ、仲間じゃんか
R.
まぁ、、、確かに。
R.
ならなんで止めるの?
R.
あなたはまだ生きる価値があるから。
R.
なにか叶えてない事でもあるんじゃないですか?
R.
………まぁ。
R.
どうです?
R.
わかった、
R.
今日のところは取りあえず辞めとくよ
R.
うん。そうしてくれると有難い
R.
きみは死ぬの?
R.
……今日こそは。ね、
R.
君もやめてくれないかな
R.
死ぬなら一緒に死のうよ
R.
いいですよッ
R.
そうしてあげましょう
R.
ありがとう
なんだこれ

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