小説更新時間: 2024/06/09 00:33

連載中

拝啓、世界一優しく鈍感な貴方へ。

拝啓、世界一優しく鈍感な貴方へ。
  • ホラー
  • 一緒にいられない理由
あの日から、一体どれほどの時間が経ったのだろう。
彼女が眠ったあの日から、まるで地獄を彷徨い続けているようで。生きながらに死んでいるようで。
「 ねぇ、明日、大事な話があるから、私の家に来てくれないかな? 」
あの言葉の続きを聴くまで、どれほど待たないといけないのだろう。
いつしか、命の灯火を燃やし続ける理由が「 復讐 」というものになってしまって。
いつしか、彼の手は血で染まり切っていた。

後悔なんて、ないわけがない。だけど、止まれない理由が彼にはあって。
自分に宿る復讐の炎を正当化するため、今日も彼は銃を手にとる。
















『 ねぇ、「ーーー」。 』
『 今日も……月は、すっごく綺麗だね! 』

チャプター

全5話
11,202文字

この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます

が好きなあなたにおすすめの小説

オオカミくんに殺されたい

プリ小説オーディオドラマ

公式作品

もっと見る

公式TikTokの注目動画

もっと見る