第24話

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2025/04/26 23:27 更新















あったかい

いい匂い

でも初めての匂い









自分の身体が異常に熱いのは

この人のせいだって思ってた。


あなた
…… ッ?
knmc
!!、あなたさんっ、…良かった…。



推しの安心した顔

あれ、顔近……

なんか、横になってる?私。

え、どゆこと?

状況を確認しようと起き上がろうとすれば、頭にずきん、と痛みが走る。

その途端、ぶるっ、と全身に悪寒が広がった。


あなた
へ、ぁ…寒っ…。
knmc
っ、何か毛布探してきます
knmc
家、漁りますね。
あなた
…ぁ、はぃ…。



ぱたぱたと歩く音が小さくなる。

横になったまま周囲を見れば、自分の普段通りの剣持刀也のアクスタが並んだ棚が目に入る。

自室だ、と理解していても開封したばかりのダンボールが重なるこの部屋に本人が入った。



…やばい


思わず顔を伏せると、ふとさっきほのかに香った優しい匂いが広がる。

少し広がる人の体温。

布団に残った暖かさはきっとあの人。

…え、なんか私変態じゃね?


ガチャ、


knmc
あの、毛布これでも大丈夫で_
knmc
……… ちょ、顔真っ赤すぎません…?
knmc
熱上がった…?



わた、

わたしおしに

私推しに看病された、

え?、

どんどん近づくそのご尊顔

どゆこと?供給過多がすぎる。


knmc
ちょっと失礼しますよ、



ひたり、冷たい手が額に触れる。


knmc
あっつ……体温計と、…氷嚢とか…
knmc
冷えピタってあります?
あなた
…ぁ、ります…
knmc
どこに?
あなた
ぁ、…えと、リビングの…2段目のとこに…
knmc
分かりました、横になっててください。
あなた
は、い… 。



「熱」

… そっか、私熱出たのか… 。

何馬鹿な事してるんだ、と言いたいけど正直あの雨に打たれてればしょうがないか、と思ってしまう。

… 本当に申し訳ないな、

泊まっていきませんか、とか言って 本人倒れるし 看病してもらうし。

ぽすん、と枕へ頭を戻す 。

… 身体だるい、

瞼も重い 、

… けんもちさん、

冷えぴた 、…持って…

来てくれるのに …

……… ねちゃ、…だ…め、











knmc
…あなたさん、 入ります…ね、



寝てる …

まぁあんだけ熱出てたら、身体も持たないだろうな…


knmc
… はー… 吃驚した…



急に目の前で倒れたのだ 、

驚いて思わず勝手に部屋入ったりしちゃったけど…
大丈夫だろうか、…



ふと周囲を見渡すと、
ここにも僕のグッズは多数並べられていた 。

積み上げられたダンボールは恐らく通販のやつ。

… ファンって、こんな感じなんだろうか。


あなた
…… ん"ん、



唸り声を上げて体制を変えた彼女 。

体温が高いからか額には汗が滲んでいた。

持ってきたタオルで優しく拭くと、ふ、と表情が緩んだ気がする。


knmc
( 僕この一日で色々あり過ぎだろ… )



… 大方この人はきっとガチ恋、とかじゃないんだろう。

僕と何があろうと、「 推し 」だから、で乗り切られる。
























嗚呼本当、僕は不自由な所にいるな。

今日はずっと、そう感じる日だった。























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