ユンギside
あいつはまさかの同じ専攻だった。
あれから、ヒョン、ヒョン言ってはついてくる。
曲作りへの考えとか思いは良いもの持ってるし、
人懐っこいからまぁかわいいっちゃかわいい。
おまけに歌っても踊っても完璧だ。
ただ一つ気に入らないことがある。
あなたとの距離感…
相手にすることでもない。
気にすることでもない。
頭ではわかってる。
けど見てるのももはや限界…
ほら。あの調子…
ヒョンはもう怒ってるよ…
残念だったな…グガ。
防音室に戻ってきたグガに一言。
はい。お仕置き決定。
お前にあなたはあげられないんだよw
学校を出るとあなたが待っていた。
あなたの言葉を消すように一瞬だけキスをした
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俺はあいつを甘く見ていたのかもしれない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。