第63話

🌼
1,063
2021/07/05 00:53
ユンギside

あいつはまさかの同じ専攻だった。

あれから、ヒョン、ヒョン言ってはついてくる。

曲作りへの考えとか思いは良いもの持ってるし、
人懐っこいからまぁかわいいっちゃかわいい。

おまけに歌っても踊っても完璧だ。

ただ一つ気に入らないことがある。


あなたとの距離感…


相手にすることでもない。
気にすることでもない。

頭ではわかってる。



けど見てるのももはや限界…


ほら。あの調子…


ジョングク
ジョングク
ヌナーーっ!!
ピアノ聞きたい!!なんでもいいっ!!
(なまえ)
あなた
はぁ〜一曲だけね。練習あるし。
グク、戻らなくていいの?
ジョングク
ジョングク
これ聞いたら戻るから!
遅いとヒョンに怒られちゃう(*゚▽゚*)



ヒョンはもう怒ってるよ…

残念だったな…グガ。
防音室に戻ってきたグガに一言。
ユンギ
ユンギ
お前、明日までに一曲作っとけ。
じゃ、俺は帰るから
ジョングク
ジョングク
えーーーー!ヒョーーン(TT)

はい。お仕置き決定。



お前にあなたはあげられないんだよw



学校を出るとあなたが待っていた。
(なまえ)
あなた
ねぇ…
あなたの言葉を消すように一瞬だけキスをした
(なまえ)
あなた
え………
ユンギ
ユンギ
お前は俺だけ見てればいいから…
(なまえ)
あなた
うん…
ユンギ
ユンギ
帰ろ…
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ジョングク
ジョングク
ヒョン……僕にもちょうだいね




俺はあいつを甘く見ていたのかもしれない

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