話し込んでたら、
いつの間にか結構いい時間になってしまった。
「あ~、俺、そろそろ戻るわ」
そう言ってツッキーは、
立ち上がった。
……ツッキーの身長高い。
元から高い方だったけど、
ここまで高くなってるとは…。
気だるげな雰囲気がよく似合ってる…。
「また来るねー」
そう言って、ツッキーは私の家のドアを閉めた。
ツッキーがドアを閉めた瞬間、
お兄ちゃんが
「月斗さん、かっこよくなってたな」
と呟いた。
……そうかな?
昔からあんな感じだったと思うけど…。
一応「そうだね」と言っておく。
「あれで彼女いねぇらしいな…」
「そうなの?」
それは意外だった。
あの雰囲気なら、大人の女性とか、
ホイホイ付いていきそうだけど…
(言い方が悪い)
\ピロン♪/
……ん、誰だろう。
……遊佐からか。
『あなたちゃんっ!遠足のグルで明日準備の買い物に行かない??』
……そっか、何気遠足火曜日なんだっけ!
何も準備してなかった…。
明日は確か…予定なかったはず。
『準備の存在忘れてた、明日行きたい!』
……こんな感じで返しておけばいいよねっ。
遠足の買い物って言っても、
行くのはどうせ山だし…。
登山用シューズとかでも買うのかな。
まぁ、みんなで選べば不安はないよね!
「おい、あなた。お風呂の準備できたけど俺先に入っていいん?」
スマホに夢中になってると、
風呂支度をしてるお兄ちゃんが話しかけてきた。
「あ、ダメ!私が先!」
「え、もう俺準備してるんだけど?」
「お兄ちゃんの後は嫌!」
「は?殴るぞ!」
お風呂の準備をしてるお兄ちゃんを押しのけ、
私はお風呂に向かった。
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独占欲×先輩
30話になりました\( ´ω` )/♡
お気に入りと応援感謝です( ¨̮ )︎︎!
皆さんはどのキャラが好きですか?
私はツッキーが好きです()
まだまだ長編になりそうなので、
これからもよろしくお願いします☆彡.。
(30話書くのに約2ヶ月半もかかってるなんて…更新ペースをあげたい!)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!