侑 『舞えないってどういうことや?』
あなた 『そのままの意味です』
『僕、足を怪我したんです』
侑 『?!』
あなた 『その後バレーがちょっとトラウマで…』
『皆さん僕のポジションは知ってますよね?』
侑 『オールラウンダーじゃないん?』
あなた 『そうなんです…けど』
『基本的にはWSなんです』
『あの時は飛ぶことが好きだった』
『でも今は怖くて…』
『だからもうバレーはやめたんです』
少しぎこちなく笑ったあと
『皆さん……?』
男バレ 『……よう頑張ったなァ』
あなた 『え…!?』
北 『話してよかったんか?』
あなた 『いつかは話すことになるはずやったし』
『あ…練習時間削ってしもうた』
『信介…頑張ってや』
僕はそのまま走って教室へと戻った
『これで良かったんや……』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。