第56話

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2025/02/27 06:24 更新
今日、電車の中であんなことがあったから眠れません。

明日も朝から部活でしかも
インターハイのリーグ戦なのに。


今年は今までの公式戦の結果で、
エース、エーススプリンター、エースクライマーは決定していて、
今日の公式戦の結果も反映されつつ、それでもまだ決まらない場合に部内戦をすることになったらしい。
確かに、試合をせずとも2年生の主要メンバーは決まったようなものではある…

新開さん、今日のレースはどうだったかな。

あの人のことだから、きっと好成績を出したんだろう。


気づいたら瞼も重くなって、眠ってしまっていた。






_____翌朝、部室。


あなた
おはようございます。

私が入る時には、いつものことながらもうすでにたくさんの人がいた。


ロッカールームに自分の荷物を置き、着替えてからキッチンに向かった。


一通りドリンクを作り終わると部活の始まる時間になり、
一度全員で集まり、ミーティングが始まった。


部長の一言からミーティングが始まり、
メンバー発表が始まった。
部長
〜…三年の4人の発表は以上だ。
次に2年の発表に移る。


部長が言い終えた後、何人かの三年生は項垂れたように頭を下げた。

部長
まず、2年、1人目は福富に任せる。

福富寿一
はい。


福富さんは少しも驚きもしなかった。
(通常運転だともう心得ている。)


荒北靖友
 ハッ、ちったぁ喜べよ福チャン、

ここでツッコむ荒北さんも荒北さんらしいなと思ったけど。笑



部長
スプリンターは、新開で行く。
部長
今までの戦績で見ても、うちの部の中でトップレベルだ。

新開隼人
いやぁ…笑


新開さんは頭をカリッと掻いた後
新開隼人
それ、辞退してもいいですか。



部室に沈黙が流れた。


練習が終わり、私はドリンクのボトルを洗っていた。

自主練で使ったタイマーを返しに、キッチンに荒北さんが入ってきた。


あなた
ぉ、お疲れ様です。


きのうの電車のことがあってあまりうまく話せない。

荒北さんは寝てたからそのことを知らないのは分かってるんだけど、やっぱり緊張してしまう。
まあ、いつも緊張はしてるんだけど。笑

荒北靖友
っ、おう。


 
荒北靖友
今日もありがとな

あなた
っはい。お疲れ様でした、

あれ?荒北さんもいつも通りじゃないな、

そう思って手を動かしていると、
まくっていたジャージの袖が下がってきてしまった。

袖が濡れるのは嫌だけど、
石鹸がついてる手で袖を掴むのも嫌だなぁ、、

荒北靖友
あなたの名字、袖、下がってるぞ
あなた
分かってますよ、でも今手が離せないから我慢します

荒北靖友
いや、濡れると困るだろ、
そう言って、荒北さんが私の腕に手を伸ばして袖を捲ってくれようとした

あなた
ぅわっ!
…のがびっくりして、私は後ろにのけぞってしまった
あなた
あっ、ごめんなさいびっくりしちゃって笑
荒北靖友
…!いや、悪い、
急に腕触られても、嫌だよな
あなた
いや、そう言うわけではない、です。
荒北靖友
そうか、ごめんな。

そう言って荒北さんは立ち去ろうとした。

けれど、もっと荒北さんと話したくて、近くにいたくて、心のどこかで「今、」と思ったのか、
私は荒北さんを呼び止めていた。

あなた
ぁ、荒北さん!

あなた
あの、えっと、腕、捲ってくれませんか…?


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余談!
受験が終わりましたー!!👏👏👏
ので、復活しました💪
おそくなってごめんなさい!
同じく受験生だった皆さん、お互い本当にお疲れ様でした!!

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